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第86回関東甲信越国税局酒類鑑評会「最優秀賞」受賞の小さな蔵
長野県上田市に日本でも小さな小さな蔵があります。岡崎酒造という蔵で、若い岡崎謙一、みどりご夫妻が信州「亀齢」という銘柄を醸しています。このご夫妻、なんと私の東京農大時代の後輩になります。両名とも同じサークルで青春時代を駆け抜けてきた同志です。
岡崎酒造は、今年なんと350周年。日本酒の蔵の中でもかなり古い時代から続く蔵になります。そんな岡崎酒造さんは、先日開催されましたこちらも伝統ある第86回関東甲信越国税局酒類鑑評会において、首席である「最優秀賞」を受賞しました!!酒どころ新潟などもこの関東甲信越地域に入っており、越乃寒梅や久保田など並み居る有名銘柄を抜いての首席。本当に素晴らしいです。
夫婦二人で醸す小さな蔵。旦那さんの謙一さんは私の蔵で修行をして帰った関係もあり、私もこの奇跡の受賞に涙しています。これまでの苦労を知っている分、小さな小さな酒蔵の大きな受賞、本当にうれしく思います。
ぜひこれを機会に信州「亀齢」を味わってみてください。純米大吟醸が一番のオススメになります。
小さな蔵でもあきらめなければ夢はかなう。本当におめでとうございます!
※掲載情報は 2015/11/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
株式会社南部美人 南部美人五代目蔵元
久慈浩介
1902年創業の岩手の地酒「南部美人」の五代目蔵元です。南部美人の銘柄の由来は「南部」は廃藩置県前の岩手が「南部藩」だったこと、「美人」は命名した戦後、日本酒のクオリティーが低く、美しい酒を造りたいとの願いを込めて、「南部の国の美人の酒」で「南部美人」と命名しました。私たちは「世界中で日本酒で乾杯!」を目指し、1990年代から日本酒の海外輸出に取り組んでいます。現在では日本国政府のクールジャパンの後押しもあり、世界中で日本酒は盛り上がっています。そして、特許を取得している砂糖などの甘味原料を一切使わない「糖類無添加梅酒」をはじめとする様々な糖類無添加リキュールも開発しております。日本国内の鑑評会、そして世界の酒類のコンクールなどで多数の金賞を受賞。「笑顔あふれる明るい酒」を目標に、若き蔵元と若き南部杜氏が究極の日本酒造りを目指し、北の大地の岩手で頑張っています。岩手の素晴らしいもの、そして世界の素晴らしいもの、さらには同じ酒蔵の仲間の醸す素晴らしいお酒をどんどん紹介していきたいと思います。楽しみにしていてください。