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九州の中央に位置し、肥後の国として歴史のある街、熊本。なかでもシンボルとされている阿蘇山を始め、九州山脈が縦に走り、国立国定公園、県立公園などが多いこの街は、秋の行楽シーズン、紅葉の観光地としても有名です。さらには海苔や車海老で有名な有明海に面し、海と山に囲まれた大自然で採れた幸に舌鼓を打たないはずはありません。街へ下りると残される情景は、いまでも残される旧い城下町。熊本城といえば、大阪城、名古屋城とともに、城の名手と称された加藤清正が手掛けた日本三名城として知られ、小高い丘の上に堂々と聳えるその姿は400年の長い歴史と優美さを感じさせてくれます。城への心がなくても、白と黒を基調としたその姿に惚れ惚れしてしまうほど。また国宝とされている人吉市の青井阿蘇神社は1200年以上もの歴史があり、パワースポットとしても知られています。かの夏目漱石も教師時代に4年ほど居住していたとされ、その旧家へも訪れることができます。日本の歴史に通じることができ、大自然にも触れられる熊本の美味しいグルメとお土産を厳選してお届けします。
1：樽香が苦手な人も美味しく飲める菊鹿シャルドネ
ここ数年注目されている国産ワイン。熟成された深い味わいは至福の時間を与えてくれます。しかし、ワインは樽香が苦手という人も。人によっては料理の邪魔をしてしまうなんて感じる場合もあるようです。そんな人に必見なのが熊本ワインの菊鹿シャルドネ。日本初のクルーズトレイン「ななつ星in九州」でも提供されているこのワインは、あっさりとしながらも香り豊かな味わいにワイン通でなくても好きになれる1本です。
2：染みた素材に沁みる平家屋のにしめ万十と辛子レンコン
田舎のおばあちゃんたちによって、厳選された地場産の具材のみを使用してひとつずつ手作りされているにしめ万十。高菜、切り干し大根、五目、馬肉じゃがなど計8種類。味付けで使用される調味料も熊本産にこだわった手作りもの。昔懐かしおふくろの味が手軽に楽しめます。さらに平家屋では辛子レンコンも有名。できたてそのままを味わうもよし、カリッと焼くのも良し。酒のあてに最高の一品はいかがでしょう。
3：そのままでも料理に使っても美味しい小森ファームのまいひめ物語トマトジュース
添加物、着色料、保存料を一切使用せず、そして水さえも一滴も混じっていないフルーツトマト100％ジュース。高い糖度を持った特別なトマトのみを使用したプレミアムな味わいは、もちろんそのまま飲んでも、スープや料理に使用しても贅沢な味わいには変わりません。程よい酸味と濃密で高い甘みが爽やかな口当たりを約束してくれます。
4：素朴な味わいがヤミツキになる園田屋の朝鮮飴
朝鮮飴とは朝鮮から伝来したモノではなく、長生飴が由来。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に当時の熊本藩主であった加藤清正公が保存食として献上したことが始まりのようです。以来、江戸幕府や朝廷へもたびたび献上品として親しまれていた歴史のある飴なのです。素材は、もち米と水あめ、砂糖のみで作られたシンプルで素朴な味わいがついつい食べ過ぎてしまう熊本土産。モチモチと柔らかく、爽やかな甘みがお口汚しには最高のお土産といっても良いでしょう。
5：冷でも温でも美味しい麺舗ゆきやぎのゆきやぎ素麺
素麺は夏の定番として知られていますが、たまに食べたくなるのが温かいニューメン。出汁の利いた繊細な汁にコシのあるゆきやぎ素麺が、消化も良く小腹のすいた時間（深夜）に最適。自分なりの創意工夫であらゆる料理を試してみるのも楽しいひとときです。ゆで時間18秒～という手軽さも不精な男性諸君には嬉しいもの。飲んだ後の〆としてサッと茹でてオーソドックスに飲み干すのも魅力的です。
6：素材の味がダイレクトに伝わるフランス菓子トワ・グリュの4種ゼリー。
ぷるっとひんやりしたゼリーは夏の定番スイーツ。ただ、フランス料理店で経験を積んだパティシエによって作られたゼリーは季節問わず口にしたいものです。地元熊本の素材にこだわったゼリーは溶けそうで溶けないジュレのような柔らかな食感がたまりません。トマト、ぶどう、ネーブル、みかんの4種。あったかい食卓を囲んだ後のひんやりゼリーは家族で楽しめる最高の食後のスイーツです。
※掲載情報は 2015/11/01 時点のものとなります。
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