「伝統の味を超えたい」その思いが作り上げた「ぬーべるあーぐぅ」の沖縄そば

「伝統の味を超えたい」その思いが作り上げた「ぬーべるあーぐぅ」の沖縄そば

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新しい沖縄そばの味わいをじっくり楽しみたい。

「伝統の味を超えたい」その思いが作り上げた「ぬーべるあーぐぅ」の沖縄そば

毎月、仕事で沖縄へ行くのですが、こちらのお店を知ったのが沖縄ではなく、東北の百貨店催事でお会いさせて頂いたのが初めてでした。

 

催事でこちらのアグーを食べたら、美味しかった。催事に出展するのに慣れていなかったので試食の提案や販売の仕方をアドバイスさせて頂きました。店主の真面目な姿、真っすぐな澄んだ目をみた時に、この商品を諦めず売り続けてほしいなと素直に思った気持ちです。

 

今回、ご紹介するこちらの、ぬーべるあーぐぅの「沖縄そば」。スープ、麺までこだわり抜いた今までの沖縄そばとは違い、新しい沖縄そばを発見できてうれしかった。「ぬーべるあーぐぅ」の名には、沖縄の方言の響きがありますが、もとはNouvelle Vague(=ヌーベルヴァーグ。「新しい波」を意味するフランス語)から、Nouvelle Agu(新しいアグー)の意味を込めてスタートしたそうです。

 

アグー黒豚の専門店として、契約生産者から一頭を丸ごと仕入れ、その部位肉はしゃぶしゃぶや創作料理を得意とするダイニングへ。そして、ダシ骨やテビチ、ソーキ、中味などの他の部位は「ぬーべるそば」店で、沖縄そばの素材として使用しています。まさしく、『鳴き声以外をすべて使い尽くす』と言う沖縄の豚食文化を、両店舗で実践しているそうです。

 

大好きな沖縄そばを自分が納得する手法で作り上げたい、という欲求を満たすべく、讃岐うどんで有名な香川県のある製麺機メーカーの研修へ出向いて、沖縄そばの麺打ちからダシ作りまで、一切を自らの独学で完成させたのがこちらの沖縄そば。

 

沖縄そばの伝統的な作り方(製麺後、茹で上げて油をまぶして出荷する茹で麺)は一切取り入れておらず、独特のコシの強い生麺を、お客様のご注文後に茹で上げ、無化調のスープに絡めて食べて頂く。具材も下処理を怠らず、臭みや雑味のない、本来の豚肉の美味しさを引き出す味に仕上げています。

 

この様々なこだわりは、地元のそば店に納得いく味が少なくなってきていることから自分の納得する味を作りたくなったから生まれたそうです。ただ変化を求めるのではなく、より美味しいものをご提供したいという思いがあれば、伝統的なものを崩す勇気があってもいいのでは?と言う持論、さすがです。
 
アグー黒豚も、現在沖縄で広がりつつある交配種の「あぐー」ではなく、純血の証明書を取得した「アグー」を使用しており、アグー黒豚の持つ本来の旨みを全国の皆様に新しい沖縄そばを届けたいと思っているそうです。
 
これからの季節にふさわしい、夜の食卓にじっくり味わうのもよいのではないのでしょうか?
 
沖縄の伝統の味。逸品にふさわしい味に思いを込めた新しい「沖縄そば」をじっくりご堪能あれ。

「伝統の味を超えたい」その思いが作り上げた「ぬーべるあーぐぅ」の沖縄そば

沖縄そば

ぬーべるあーぐぅ 住所:沖縄県沖縄市 胡屋7-2-3 グリーンヒル203号室

※掲載情報は 2015/10/30 時点のものとなります。

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キュレーター情報

内田勝規

株式会社オフィス内田 代表取締役会長

内田勝規

1957年東京生まれ 中央大学卒業東武百貨店に入社。CI委員会事務局や増床プロジェクト担当等を経て物産を担当。2001年秋、東武百貨店「北海道物産展」では約4億円を売り上げ(前年比1億5千万円)さらに2004年には年間売り上げで日本一(約13億円)を達成する。「北海道物産展といえば東武」といわれるまでに育て上げ、カリスマバイヤーと呼ばれる。2009年エグゼクティブバイヤーに就任。2010年東武百貨店を退社。地域のために共に考え、地域を元気にすることを趣旨として(株)オフィス内田を設立。現在は日本全国、海外での物産展、企画、商品等のプロデュースを手掛けている。

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