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日本一の源泉数を誇る九州・大分県。「日本の名湯100選」に選ばれ、全国から、そして海外からも観光に訪れる街として知られています。なかでも別府、湯布院は名所として語られる温泉が粒揃い。そろそろ山も色づくころなので、国定公園、国立公園の多い大分県で絶景を堪能しながら、湯に浸かる。これほどまでに贅沢な時間はないでしょう。さらに街は、江戸時代に城下町として栄え、とくに南蛮からの影響が多かった地として独特な文化が見られるのも魅力です。国宝である宇佐神宮、臼杵磨崖仏、富貴寺だけでなく、国の重要文化財に指定されているスポットも多数。楽しみ方は無限大です。そして、忘れてはいけないのが、ご当地グルメ。大分でしか味わうことのできない絶品グルメ、手土産。大分が観光スポットとして人気である秘密が充分に理解できる気がします。何度訪れても忘れられない。そんなとっておきの場所を自分なりに探してみる小旅行もおすすめです。
1:肉厚でジューシーな大分椎茸農業協同組合のステーキしいたけ。
椎茸の生産量が日本一という大分県。全国でも国産椎茸の約半分弱というほど盛んな農業です。その大きさ、カタチともに芸術作品のように美しく、毎年開催される椎茸品評会で17年連続団体優勝を誇るというほど。その椎茸を使ったステーキは、椎茸本来の深い味わいを堪能することができるのも魅力です。森のアワビと呼ばれるほど食感と旨味が凝縮したステーキ。こんな贅沢な食べ方は、地元大分でしかお目にかかることはできません。
2:16代続く歴史に基づく深い味わい。若栄屋の鯛茶漬けうれしの。
江戸時代、大分杵築のお殿様が鯛茶漬けを食べて「うれしいのぅ」と思わず発した言葉から鯛茶漬け「うれしの」の歴史が始まったとされる先祖代々受け継がれる味。旨さの秘訣は家伝の胡麻タレ。厳選された最高品質の胡麻を使用し、醤油などを合わせ作られたタレが絶品です。グルメ漫画『美味しんぼ』にも紹介されたという若栄屋の鯛茶漬け。全国からのお取り寄せも人気ですが、まずは現地で雰囲気とともに味わいたいものです。
3:冷めても美味しいとりあんの唐揚げ。
唐揚げ発祥の地として知られている大分県。なかでも宇佐からあげ、中津からあげは有名でからあげ専門店の数は日本随一。各専門店が素材の良し悪しはさることながら、味付けなど趣向を凝らして作りあげるからあげは絶品です。醤油ベース、塩ベース、さまざまな味付けを味わうことができ、人気店になれば行列ができるほど。とくにとりあんのからあげは下味がしっかりと施され、からりとした表面。ジューシーさ。冷めても美味しいと評判の名店です。
4:調味料にもご飯の友にもなる森農園のおにぎり梅塩、梅ごはんの塩。
大分県杵築市で昭和40年創業の森農園は親子三代に渡り、続けられる歴史のある農園。みかんと梅をメインとした農園は代々大切に受け継がれてきており、そこで採れた品質の良い南高梅を一番良い完熟期に収穫し、作られた梅フレークと梅塩。食塩と梅のみで作られた天然素材の味わいはあったかな白米、さらには様々な料理の調味料として大いに活躍してくれます。日本人に馴染む深い味わいを是非食卓で試してみては?
5:美味しいだけでは物足りない。見て楽しむ桃太郎海苔の焼きのりと生海苔。
現代的創作料理ともいえるキャラ弁。人気のアニメキャラなどを弁当内で表現。ママたちの間で子供にいかに楽しく、美味しく弁当を食べてもらえるかという創意工夫が見られる新しい日本の文化ともいえるでしょう。そのなかで有効に使われているのが海苔。スーパーフードとして美容と健康にも良いとされている海苔を積極的に食事に取り入れていく現代の趣向が見られるのも面白いものですね。使用する海苔は桃太郎海苔の大分県産のもので決まり。
6:昔ながらの素朴な味わい。鶴亀フーズの吉四六のり。
北部が海に面する大分県は海苔の産地としても知られています。特に昔ながらの焼素干し海苔は、まだ板海苔が普及していなかった時代から地元・大分では愛されていた隠れた名物。生海苔を岩から採り、炙るだけという素朴な海苔本来の磯の香りを楽しむことができます。おやつとしても、ご飯の友でも、お茶漬けでも充分に主役となれる贅沢な海苔は、普段スーパーではお目にかかることのできない手土産としても喜ばれる一品です。
※掲載情報は 2015/10/29 時点のものとなります。
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