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ボルディエバターをご存知ですか?
トップに輝く世界のレストランや、フランスにある三ツ星レストランで使用されているほど評価が高いボルディエバター。豊かな風味と、口の中で滑らかに溶けていく感覚が特徴的です。
ちなみにボルディエとは、このバターを作った方の名前です。このボルディエ氏が、ブルターニュ地方で採れた海塩を使って、ボルディエバターは作られるようになりました。もちろんミルクも選び抜かれたものを使用し、契約農家から毎日届けてもらっているこだわりようです。
素材の質に対して一切妥協しない真摯な気持ちこそ、パリジェンヌはもちろんのこと、世界中の人を虜にして止まないバターを作ることができている理由なのでしょう。
パリのスーパーにはボルディエが溢れている!
エシレバターを始め、パリには数多くのブランドのバターが棚を埋め尽くしていますが、中でも目を引くのがこのボルディエバターの量です!これだけたくさん販売していたら、一体どれから試せば良いのかわからなくなってしまいそうですよね。
さて、気になるその種類をご紹介いたします。まずは基本の無塩と有塩のナチュラルなバター。そしてその他には海藻入り、エスプレット唐辛子入り、シチリアレモンとEXVオリーブオイルを配合したもの、柚子風味、燻製塩、ヴァニラ風味ラズベリー風味など、とにかく豊富なバターの種類に驚かされます。一度にたくさん食べられるものではないですが、「ひとつひとつ味わってみたい!」と、心をくすぐられますね。
ちなみに私が特にお勧めしたいのが「海藻入りのバター」です。
包みを開くと細かい海藻が練り込まれたバターが現れます。
香りは普通のバターとあまり変わりません。しかし、舌に乗せた瞬間に普通のバターとの違いを明らかに感じるのです。
まず思うのは、有塩バターとは違うガツンとくる塩味。
しかもこれがただの塩ではなく、少し磯を感じる海藻による塩気であることが、斬新でありながら驚くほどしっくりと舌に馴染むのです。日本人の味覚に寄り添って作られたかのように、計算され尽くされた旨みを感じることができます。
シンプルにバゲッドと一緒に頂いても美味しいですし、塩気が効いているので、淡白な味わいの鯛のソテー等に利用するのも良いかもしれません!
日本からでも購入は可能です。ご自宅のテーブルに、おいしいバゲットとボルディエのバターを添えてみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2015/10/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家/国際中医薬膳師
西岡麻央
大手航空会社客室乗務員として国内線・国際線を乗務。不規則な生活が続く中で、身体に極力負担をかけない生活を意識するようになる。特に直接身体に影響を与える“食”に対して強く興味を持つ。2014年に航空会社を退社してからは、井上絵美主宰、食のプロを育てる学校エコールエミーズにて料理の基礎からおもてなしの演出まで、様々な観点で食について学ぶ。(社)日本フードアナリスト協会主催、日本の食・食文化を世界に発信する親善大使「2015年度食のなでしこ」入賞。現在はラジオ出演や、レシピ考案、和菓子メーカーの商品開発等に携わっている。世界中を飛び回るキャビンアテンダントがおすすめする女性のための総合情報サイトCA Media にて、客室乗務員時代に培った知識をベースにコラムを執筆中。FSPJ食空間関連コーディネーター。