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味に“張り”のある絶品スコーンでブレイクタイム
無類のコーヒー好きに加え、仕事柄パンや焼き菓子に人並み以上にこだわってしまう僕。
一日の始まりやブレイクには、美味しいパンとコーヒーが欠かせない。
そんな僕が足しげく通うコーヒー豆ショップが、「テラコーヒーアンドロースター大倉山店」。ローストマスターズチャンピオンシップで入選したローストの達人・寺嶋典孝さんが店主をつとめる「テラコーヒーアンドロースター」の2号店で、世界の厳選された豆に出会えると人気だ。僕が経営する「TOTSZEN BAKER’S KITCHEN」の目と鼻の先にあり、仕事の合間にほっと一息つきたいときは、いつもここのイートインスペースに駆け込んでしまう。澄んだ後味と香りが長く続くこの店の味が大好きで(とくに「ふかいりブレンド」のファン)、自宅でも常にストックをきらさないよう気をつけている。
さてこのお店、コーヒーはもちろんスイーツの味も相当なものだ。有名店で修行された経歴も持つ寺嶋さんが手がけるのは、チーズケーキやティラミスなどコーヒーのおともにぴったりのラインナップ。ショーケースの前で目移りしてしまうが、なかでもおすすめしたいのがスコーンだ。
国産発酵バターと北海道産小麦粉を使ったスコーンは濃厚で、パン屋やケーキ屋でよく見かけるお菓子のような軽いスコーンとはひと味違う。味に“張り”があり、コーヒーと引き立て合う。口に含むとホロッとくずれ、噛み締めるとしっとりとした口当たり……。たまらない!
プレーンとモカの2種類があり、モカにはこの店のコーヒーが贅沢に練り込まれているのも嬉しい。イートインスペースでこのスコーンとともに過ごすブレイクは僕にとって至福のひとときだが、たまに事務所に持ち帰り、お客様からいただいた果実たっぷりのイチゴジャムやクロテッドクリームを合わせて優雅に楽しむのも気に入っている。
店は、大倉山公園からほど近い場所にある。深まる秋、スコーンとコーヒーを片手に公園を散策するのも乙かもしれない。
※掲載情報は 2015/10/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベーカリープロデューサー
岸本拓也
「美味しさの先に楽しさがある」をモットーに、日本全国からオセアニアまで至るところでベーカリーの開業支援やコンサルティングを手がけるベーカリープロデューサー。 横浜べイシェラトンホテルにて、広報PR・ブランディング・レストランカフェ・ホテルベーカリーショップのマーケティング及び企画業務に携わったのち、横浜・大倉山にてベーカリー「TOTSZEN BAKER'S KITCHEN」を開業。現在までオーナーを務める。2011年より、震災地におけるベーカリープロデュースやホテルベーカリーの新業態開発、既存ベーカリーの売上改善、販売コンサルティングをスタート。最近ではイタリアンシェフ・アルケッチァーノ奥田政行氏によるベーカリー「地ぱんgood」や、キッザニアを運営する「KCJ GROUP」によるベーカリー「TORETATE」をプロデュース。活動の幅は国外にも広がり、2015年末には中国でもベーカリープロデュースを予定している。