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いよいよやってきました実りの秋!今年獲れたての「新米」のたよりが日本各地から続々と届く季節になりました。新米の魅力は何と言ってもお米本来の活き活きとした香り、そして獲れたてならではのふっくら・つやつや感です。そのまま白米でお米本来の香りと甘みを楽しんだあとは、やはり欲しくなるのがこの新米の引き立て役の「ごはんのお供」です。今回はおいしい新米ごはんがますます進んでしまう、日本全国から厳選した極上の「ごはんのお供」をまとめてご紹介します!
1:【たまご】一流ホテルや芸能人も満足のプレミア感「こだわり卵」
にわとりが毎日食べるエサはもちろん、鶏舎の環境にまでこだわった「こだわり家族のこだわり卵」。鮮やかなオレンジ色をした黄身は普通の卵より明らかに「こんもり」盛り上がっていて、これだけで新鮮さと力強さが伝わってきます。この卵を産む親鶏の年齢もこだわりのひとつ、生後200~400日の若い親鶏に限定されています。このいきいきとしたフレッシュな卵は、リーガロイヤルホテルなど一流ホテルや、芸能人のブログでも度々紹介されていて、味に厳しいプロの目も認めた一級品。いつもの卵焼きやゆで卵の色味、味わいがグンと変化するグルメ卵、これで究極の「たまごかけごはん」を試さない手はありません。
2:【しば漬け】今までの常識を覆す京都の「しば漬け」
全国を飛び回って各地のグルメを知り尽くすキュレーターの荒岡さんが、常識を覆す「しば漬け」と絶賛するのが京都にあるニシダやの「しば漬け風味 おらがむら漬け」です。原材料は、胡瓜に茄子、生姜、茗荷、そしてしその葉。それぞれの野菜にはみずみずしく張りがあり、しっかりとした歯ごたえがあります。ひとくくりに「しば漬け」ではなく、それぞれの野菜の個性が埋もれずに際立っていて、そのうま味が引き出されているのです。こんなしば漬けがあったんだ!と感動を呼ぶこと間違いなしです。
3:【梅干し】燻しを効かせた紀州の梅干し、酸っぱさとスモーキーフレーバーが新しい
日本人の永遠のご飯のお供でもある「梅干し」。梅干しさえあればそれでよし、という方も多いことでしょう。そんな梅干し党の方にぜひおすすめしたいのが、ちょっとヒネリの効いた「梅干の燻製」。そう、梅干しを燻して仕上げているのです。梅干しのメッカ、和歌山県は勝喜梅のジューシーな梅干しに魔法の煙をまとわせたところ、スモーキーな香りと梅干しの酸味の絶妙なバランスを発見!そのままでも、ご飯にのせても、新しい風味に可能性が広がる梅干の燻製、いつもの梅干しよりもますますごはんがすすんでしまいそうですね!
4:【のどぐろ】日本海が誇る「赤い宝石」をあえてお茶漬けにする贅沢
日本海が誇る高級魚「のどぐろ」。沖合の海深くに生息するこの魚は、白身の上品な味わいを持ちながらしっかりとした脂を感じる「いいとこどり」で、魚好きの間でも「赤い宝石」として珍重されています。こんな高級魚はお刺身でいただくのが一番というのはごもっともなのですが、あえて贅沢に「お茶漬け」にしていただくというのも大人の食べ方。石川県の輪島にある輪島海房やまぐち自慢の「のどぐろ茶漬け」は、地元輪島港に揚がった新鮮な魚のみを使用、韓国産も多いなかで「近海もの」を貫いています。丁寧にとったお出汁をかければ、日本海の香りがふわっと広がり食欲をそそられます。
5:【しらす】たまごごはんに相性抜群!江戸の老舗がつくる「しらすの佃煮」
1862年創業の老舗佃煮屋「日本橋鮒佐」。こちらの若旦那の大好物がたまごかけごはん。それに合わせるならどの佃煮かと尋ねれば「江戸前佃煮 白寿(しらす)」と間髪入れずのお答えが返ってきました。しらすはカタクチイワシの子どもなのですが、ひとくちに「しらす」といってもその海の環境によって成長具合にばらつきが出てきます。鮒佐ではこのなかからさらに厳選、指で触れると弾力を持って戻ってくるようなプリプリのしらすを厳選して佃煮にしています。醤油と砂糖とタレのみで仕上げたシンプルな味付けながら、絶妙な塩気が効いた味わいはたまごとの相性も抜群!
6:【ちりめん】あっさりと甘辛濃厚、どちらもごはんとの相性は抜群
日本のみならず世界中の食材や敏腕料理人の一皿を食してきた食生活ジャーナリストの岸朝子さんが、「京都に行くと必ず買い求める」というのが下鴨にある「すぐり」のちりめん山椒。ちりめんじゃこと実山椒をあっさりと京都らしい上品な味つけで炊きあげたものです。一方、甘辛く濃厚な味でじゃこがアメ色になるまでじっくりと煮込んだのが「ちりめん佃煮」。こちらはしっかりと煮つけられていて、ちりめんひとつひとつがツヤツヤと深い飴色に輝いています。どちらも祇園の割烹で長年料理長を務めた初代が生み出した、こだわりの製法を家族で大切に守り続け、作り置きは一切なし、作りたての味をひとりひとりに提供されています。コンパクトで軽いので、上質な京土産としても重宝する逸品です。
7:【塩辛】杉樽仕込み!北海の新鮮な「イカの塩辛」
北海道・函館の小田島水産食品の自慢は、新鮮なイカを自然な発酵を促す杉樽で仕込んだ塩辛。北海道に水産メーカーは数あれど、こちらの塩辛の人気を支えるのが遠く新潟県の調味料「かんずり」です。これは塩漬けにした唐辛子を雪の上に撒いてさらしたあと、砕いてさらに糀や柚子を加えて熟成させたもの。塩辛に複雑な味わいをもたらす欠かすことができない調味料です。これを新鮮なイカと一緒に杉樽に仕込んンで仕上げています。塩辛は辛みもマイルドで、イカと糀がもつ自然な甘みが漂うなかにかんずりの風味がキリリと立った絶品!北海道と新潟の食材が複雑に溶け合った特別な塩辛です。
8:【生ふりかけ】おかずのお株を奪う町の定食屋の絶品「ふりかけ」
食材の宝庫博多にあって、地元の方々のあいだでは、誰もが口を揃えて美味しいという定食屋が「味の正福」。博多の家庭料理を提供する町の定食屋さんですが、ここで定食を注文するとついてくる白いご飯に振りかける「ふりかけ」こそ熱狂的なファンの多い逸品。定食を注文すると丸い円筒形の容器に入って供されるこのふりかけは、「いかこんぶ」。薄くスライスしたイカと昆布、オキアミ、青のり、ごま、米胚芽を混ぜたものです。適度なしっとり感と海の幸のうま味を閉じ込めたような風味にごはんがとまりません!定食を頼まなければ出てこないのかと思いきや、お店でお土産として指名買いもOK!博多っ子も惚れ込む地元の隠れた名物をご自宅用やお土産に、というのも素敵な選択では?
9:【削り節】今や稀少品!上品なうま味がたまらない「いわしの削り」
梅干しと並んで根強い人気のごはんのお供が「かつおぶし」、削りたての香り立つおかかに醤油があれば十分という方も多いはず。そこにあえてご紹介したいのが削り節は同じでも、カツオではなく「いわし」のそれ。駿河湾の海の恵みを知り尽くした水産加工会社カネジョウが手掛ける「いわし削り」は、国産のいわしを使用はもちろん、同じいわしでも削り節には不向きな脂分を多く持ったものを丁寧に選別、さらに臭みを生む頭と内臓を一匹ずつ丁寧な仕事で取り除くという徹底したこだわりから生まれています。さらにそれは削りの工程でも。削り節の食感を大きく左右するふわっとした軽さを出すために絶妙の「カンナ」技術にも一切の妥協なし!かつおぶしに比べて生産量はごくわずか、あっさりと上品なうま味はいわし削りならでは。新米の香りを邪魔せずともうま味を引き立てる名脇役です。
10:【納豆】大豆一粒に込めた職人技が光る「下仁田納豆」
昭和38年創業の群馬・下仁田納豆。二代目の南都隆道社長がこだわるのはまず「素材」。大豆はすべて国産。品種や収穫時期によって、地元群馬のほか北海道など、契約生産者の手がけたものを厳選して使用しています。もう一つはその包み、なんと「木」を使っています。経木という木を薄く削ってできた紙状の板で納豆を包み込んでいます。この狙いはほどよい保湿性と通気性で呼吸する木の特性、そして松脂の天然の旨味成分と抗菌作用があり、納豆の鮮度を保たれる大きなメリットがあります。「納豆は生きもの」という考えに基づいてこだわりぬいた極上の納豆です。
ちなみに社長おすすめのこだわりが。おすすめは「右に51回、左に15回、それから右に5回。これを3セット繰り返し」とのこと。混ぜ終えるとながーく糸引く力強い納豆の粘り!毎日の体調やお好みで加減を調整してもらうため、あえてタレやカラシは付いていないのですが、逸れも気遣いのひとつ。お好みの味付けでいただけばもう、ご飯がとまりません!
※掲載情報は 2015/09/16 時点のものとなります。
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