パクチニスト必見!暑い夏にニンニク入りパクチーペーストで簡単エスニック

パクチニスト必見!暑い夏にニンニク入りパクチーペーストで簡単エスニック

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パクチー調味料の真打ちが登場!

パクチーは好きですか?巷は空前のパクチーブーム。シャンツァイ、コリアンダーと呼ばれ、独特の香りや、美容効果なども期待できることから、女性の支持を集め、最近はパクチーを食べること自体が特に珍しくも無くなった感もある。

 

パクチー料理専門店としては「パクチーハウス東京」(経堂)は第一人者として世界中に知られているが、ブームを後追いしたメニューを置く店舗も続々増殖している。輸入食材店などはブームにあやかろうとパクチーを目玉にしたドレッシングやカップ麺など様々な商品が溢れ、なかなか勢いが落ちない。

 

しかし、タイ料理など暑い季節のイメージが強く、夏の食材のような錯覚を起こすが、実はパクチーは暑さに弱い。風通しの良い冷涼な気候で育てる必要があり、国内だと長野県などの高原野菜の産地に適した野菜。葉も傷みやすいので、輸送中にすぐにグダグダになってしまうなど、扱いもデリケート。生産量自体も少ないため、このような理由が重なる夏になると、需要と供給が追いつかずに慢性的なパクチー不足に悩むお店も多い。

パクチニスト必見!暑い夏にニンニク入りパクチーペーストで簡単エスニック

今回ご紹介したいのは、千葉県船橋市発のコリアンダーペースト。どうです、このウソの無い鮮やかな緑色!市内の契約農家が生産するタイ産の種から育てられた、青々とした葉に勢いのあるパクチーを贅沢に根っこごと丸々すりつぶし、にんにくとブレンドした、無添加、無着色のパクチーソース。他の添加物を足して乳化させたドレッシングとは別物の、パクチーラバーにはたまらない、純度100%のペーストです。

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コリアンダーペーストが作られる船橋市薬園台は、かつて、徳川幕府が財政難に陥った際に、八代将軍・徳川吉宗の命を受け、朝鮮人参など輸入に頼っていた薬草を国産で賄うことを狙い、下総滝台野薬園があった場所。三重県松坂生まれの医師、本草学者である丹羽正伯が幕府より十五万坪を預かり、薬園管理をしていた由来が残る。その歴史的背景もつながり、今はその薬園台で薬草でもあるパクチーが海を越えて育てられ、新たにコリアンダーペーストとして地元の期待を背負う新たな特産物になろうとしていることは、合点がいく。

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食べてみて、これはいい!と思ったのは、純度の高いペーストであるがゆえの、しっかり主張するパクチー感!これですよ、これ。突き抜けていることが素晴らしい。にんにくも加えてあるので、そのままお刺身などの生のシーフードやベビーリーフなどの葉野菜と風合わせて味を整えるだけで、簡単にタイ風の一品が出来上がるという気軽さも高評価。

 

もちろん、保存料なども加えていないので、冷蔵だと7日間の短めの賞味期限ですが、冷凍させると1ヶ月は持ちます。

 

多少、鮮やかな新緑のようなパクチーグリーンからは色が落ちて行きますが、風味も楽しむハーブソースとして家庭の食卓で使うのであれば十分です。
姉妹品でにんにくの量をふやしたアロイペースト(100円安い)もあります。

 

パクチー、さらに身近になりますね!

※掲載情報は 2015/07/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

西田誠治

ヤムヤムソウルスープキッチン代表理事

西田誠治

特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 代表理事、6次産業化プランナー。日本初のコンセプト「日本列島47都道府県 meets タイ王国77県」をテーマに、全国各地のローカルの魅力をタイ料理をフィルターにして新たに引き出し、各地の食や観光、人の魅力をわかりやすく世界へ発信。インバウンド&アウトバウンドの活性化を47都道府県に提供している。現在までに15県、6市町村をテーマにした地域交流のためのタイ料理イベントをタイレストランや料理人と連携して開催。産地交流のための独自の場作りを通じて、日本とタイの食の魅力を幅広い世代、地域へ積極的に伝えている。タイ国政府商務参事官事務所、タイ国政府観光庁後援事業、内閣府地域社会雇用創造事業(平成23年度)認定事業。

現地取材を通じて産地との交流を作りながら、デザイナー、プロデューサーとして全国の一次産業支援も積極的に手掛けている。食用いぐさ「ゆいのくさ」のブランディングと海外展開支援(熊本県)、雹害りんご農家の支援を「雹kissりんご」プロジェクト(青森県)として立ち上げるなど、産地支援活動を全国各地で手がけている。

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