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私が滞在していた7月上旬のパリは熱波に襲われ、連日最高気温は摂氏35〜40度、溶けてしまいそうなほどの暑い毎日が続いていました。
パリの日の入りは遅く、夜10時でやっと日暮れがやってきます。フランス人の晩ごはんのピークは8時から9時頃。晩ごはんの前に、カフェで一休みしながらカクテルタイムでもというときに勧められたのが(実は私はビールが苦手なんです)、なんと氷で冷やしたシャンパン!
1日の仕事終わりに、キンキンに冷えたビールでというのはよくあるけれども、氷で冷やしたシャンパンでCincin(フランス語で乾杯)は斬新。
やはり暑い日には、シュワシュワな泡ものって、喉越しがよくて最高!さらに氷が入っているのだから、冷たさがほどよくキープされて二重丸!!
なにせ、サンジェルマン・デ・プレのカフェの通りに面した席は、当然のごとく冷房はないので、風は通るものの半端じゃない暑さでした。そこで飲む氷入りシャンパンは、格別に美味しく感じられました。
氷を浮かべたシャンパンでCincin!
私が飲んだのは、モエ・エ・シャンドンから夏季限定で出ているシャンパン「アイス アンペリアル」!
「アイス アンペリアル」は、世界で唯一“氷を浮かべて初めて完成するシャンパン”としてプロデュースされました。
シャンパンに氷なんて、味が薄まってしまうのではないかしらとも思いましたが、なんでも、ピノ・ノワールの比率が高いため、氷を入れても薄くならず、ずっと美味しい状態が続くシャンパンなのだそうです。確かに、ちょっと氷が溶けても、美味しさキープでした。泡ものですから、泡が消えちゃう前には、飲み終わりたいものですしね。
「アイス アンペリアル」はとてもフルーティーで、ほんのりスパイシーさもあるお味のように感じました。あとから調べてみたら、マンゴーやグアバなどのトロピカルフルーツの香りにネクタリンやラズベリーの香りを加え、さらにちょっぴりショウガの風味も添加しているそうです。
南仏のサントロペでのヴァカンスをイメージしたシャンパンだそうで、ノーブルな純白のボトルもとってもオシャレで、テンションもあがります。
サンジェルマン・デ・プレからも歩いてすぐの世界最古のおしゃれな百貨店ボン・マルシェの(世界中から高級食材を集めた別館のグラン・エピスリーが有名です)ワイン売り場にも、「アイス アンペリアル」のコーナーが大きく設けられていました。ずらっと並んだ「アイス アンペリアル」のボトルの輝きに見とれてしまいました。
お値段は50ユーロ弱(日本円にして7000円弱)。ほどよいお値段ではないでしょうか。日本でも6月より、主要有名百貨店等で取り扱っています。
今年の夏はピシーヌ・スタイル!?
ところで、氷を浮かべて飲むシャンパンをフランス語でピシーヌ(La piscine)と呼びます。ピシーヌとは、“スイミング・プール”という意味です。たしかに、氷が浮かんだシャンパンの入ったグラスは、まるで北極のようだし、夏の暑さを逃れて、氷がいっぱいのプールに飛び込んでみたい気分になりますもの!
私がこのシャンパンに魅了されたのは、単に美味しいとかアイデアが斬新だということだけではなく、氷を浮かべて飲むスタイルが、新しくオシャレな夏のライフスタイルを提案しているところです。
氷を浮かべて飲むシャンパン、ビールより200%オシャレ!夏のシャンパンの定番になるかも!
※掲載情報は 2015/07/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
サロン道(C)研究家
ローズ麻生育子
有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。