早くも猛暑日が続く今日この頃。いつものように甘いスイーツで癒しタイムを過ごしたいけれど、この暑さではチョコレートやずっしりとした生クリームはさすがに重い、ですよね。そんな時はフルーツを使ったさっぱりめのスイーツを楽しみましょう。シンプルにカットされたフルーツの素材を味わうものから、この季節ならではのさっぱりとしたアレンジを加えたものまで。ただおいしいだけじゃなく、手土産にもぴったりなおしゃれなフルーツ系スイーツを集めました。果物のみずみずしさを存分に感じられるスイーツは、贈り先でも喜ばれることまちがいないはずです。

ハイセンスのお店が並ぶ自由が丘エリア。セレクトショップやカフェなどおしゃれなお店に加え、デリやブーランジェリーなど、外国のような食材屋さんもたくさんあります。東横線奥沢駅前にある「アルチザン・ブーランジェ・クピド」はそのひとつ。特にフルーツをたっぷり載せたデニッシュは並んでも買いたいほどの人気商品。おすすめは「塩キャラメルバナナデニッシュ」やベリーたっぷりの「フリュイルージュ」。パリパリに焼かれた少し甘めの生地と、さっぱりしたフルーツとの相性がやみつきになる一品です。

フルーツ系の大福といえばイチゴ大福が有名ですが、こちらはめずらしいミカン大福！その名の通りミカンがまるごとひとつ入ったキュートな和菓子です。真っ白なおもちの中にある、美しい橙色のミカン。はっきりとしたコントラストがとても綺麗。素材のおいしさを生かした、甘過ぎず、それでいてみかんのお味がしっかり楽しめる大福にしあがっています。「三ヶ日みかん」の産地として知られる静岡県の浜松の新しい名物として人気急上昇中です。

柑橘系のフレッシュな香りと、独特のほろ苦さをあわせ持つオレンジピールは、大人好みのスイーツ。そのオレンジピールのほろ苦さを際立たせるように、高品質なベルギーチョコレートでコーティングしたこちらのオレンジスティックは、繊細な香りと味が、ラグジュアリーな気持ちを高めてくれる一品。せっかくなので、コーヒーではなく、アールグレイやイングリッシュブレクファーストなど、香りに特徴のある紅茶と合わせていただきたいもの。甘さよりもほろ苦さが際立つので、男性にも喜ばれるスイーツです。

フルーツポンチといえば、子供の頃お母さんが即席で作ってくれた夏の定番のおやつ。色とりどりにカットされた果物がお皿に並ぶ様子は、見ていて楽しいものでした。家庭的なものも嬉しいですが、老舗洋菓子店のフルーツポンチは一味違います。創業明治１７年（1884年）。老舗が軒をつらねる神田にある近江屋洋菓子店のフルーツポンチは、季節の果物が１０種類ほど入っています。シロップで甘くするのもよし、ヨーグルトでさっぱり食べるもよし、大人向けにシャンパンと合わせてもよし。いろいろと自由に楽しめる一品です。

ネクストブームの予感が漂うフルーツサンド。美しくカットされたフルーツサンドの断面は、色鮮やかで見ているだけで幸せな気分になれそうです。老舗果物専門店、千疋屋のフルーツサンドは、見た目の美しさでも群をぬいていますが、何よりそのバランスが特別です。フルーツのフレッシュな味わいを損なわないようにな甘さ控えめなクリーム、クリームとフルーツの水分をほどよく吸い込ませたしっとりめのパン。もちろん、フルーツがおいしいのは言うまでもありません。事前のオーダーでは、苦手なフルーツを抜いてもらったり、小さめにカットしてもらうなど、ワガママにも対応してもらえます。ボリュームもあるので、スイーツではなく主食としてもいただけますよ。

話に花が咲き、つい食べ過ぎてしまうこともあるホームパーティー。締めのスイーツは、パイやケーキなどの重いものではなく、シンプルにカットされたフルーツのほうがうれしいですよね。いろんな種類のフルーツをカットするのは意外に面倒なもの。せっかくのホームパーティーで、ゲストを置いてキッチンに長居するのは得策ではありません。サン・フルーツのカットフルーツはそんなホームパーティーで大活躍するもの。プロならではの技で美しくカットされたフルーツが、ホームパーティーの最後をより優雅に締めくくってくれますよ。

２００５年に愛媛で品種登録された新種のオレンジ「紅まどんな」。薄い皮と、ゼリーのように水分が高く、柔らかい実が特徴です。その紅マドンナをふんだんに使ったパウンドケーキがこちらの「まどんなのよろこび」です。ケーキの中に紅マドンナをたっぷり皮ごと削り、上部にはこれまた皮ごとスライスした紅まどんなをぎっしりと敷き詰められて。一般的なパウンドケーキと違い、こちらは、パンケーキのようなしっとりとした仕上がりになっています。分厚くカットしないと、へなっと倒れるほど柔らかいのは、紅マドンナの水分の多さを示しています。アイスティーとあわせてさっぱり楽しみたいですね。