四万騎農園のマロンジャム
四万騎農園 住所:茨城県かすみがうら市上土田1020−24
無類のジャム好きだ。美味しいときけば何でも買ってしまう。しかし全ての瓶が底まで見えるとは限らない。
ところが瓶の底も拭いたくなるようにきれいに無くなるジャムもある。
それが四万騎農園の「マロンジャム」。
四万騎農園は明治初年に開園、栗のみを作り続けている農園で、開花後には農薬も使用せず健康的で自然な味わいが生きるよう心を込めて栗を育てています。
マロンジャムは、栗の味わいが自然に楽しむ事ができる「プレーン」そしてブランデーの香り高い「オー・ドゥ・ヴィ」厳選したラムが華やかさをそえる「ラム」の3種類。
友人がお土産にと買って来てくれたのがそもそもの出会いで、気がつけばあっという間に1本を平らげようとしていたところに、また別な知人が自身で焼いたパンと共にこのジャムを手土産にくれたのだった。立て続けに2本頂くからには何かあると、早速に農園へと出かけた。しっかりと手入れの行き届いた敷地や屋敷、販売所に主の心を感じた。
もちろん、渋皮煮やふくませ煮、冬限定の栗きんとん、栗のラインナップは多彩。しかしながら、このマロンジャムばかりに気がいってしまい、他にまだ手を出していない。
美味しいといわれるマロンジャムにも、果敢に挑戦してみたが、やはり四万騎農園のマロンジャムには遠く及ばない。
何が違うかといえば、一言でいうと「栗の味わいが違う」のだ。このマロンジャムは栗の味を引き出す為にジャムしているのだが、他のマロンジャムはジャムの原料に栗を使っているという位の違い。栗の風味や粒々した食感。
栗の季節は秋だけれど、日々の食卓にも、夏の清涼な青々とした緑の中でのホームパーティーのパンやチーズのお供にもぴったりな一品。ぜひお試しあれ。
四万騎農園 住所:茨城県かすみがうら市上土田1020−24
※掲載情報は 2015/07/16 時点のものとなります。
Y+Associates 代表
麻生要一郎
1977年 茨城県生まれ。家業の建設会社で建築の企画を手がけた後、水戸でカフェを開業「CAFE DINER ROOM」(水戸) 、東京R不動産の「カフェ+宿 saro」(新島)、「♯108」(初台)を経て、現在は、那須の大きな食卓「chus」をベースに、料理を中心にライフスタイルを提案している。愛猫チョビと2人暮らし。