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しっとりもちもちの生地と、上品な小豆の甘さが決め手
中国地方最東端の岡山県は、瀬戸内海に面しているので魚介が豊富に採れる地。そして、自然も豊かで様々な作物もあります。桃をはじめとした果物もたくさん収穫できたりと、まさに海の幸、山の幸がふんだん。なので、いろんな加工品も作られていたりして、追求すると面白いのです。じゃあ、現地でどこに行けば買えるのかというと、僕のイチオシは「おばあちゃんの台所」という店舗。JR岡山駅から徒歩約10分という便利な場所に昨年12月にオープンした「イオンモール岡山」の5階にあります。岡山の地元産品(食品)を発信するアンテナショップで、一生懸命作った生産者の「思い」をお客さまにお届けし、岡山の「モノづくり」を応援するのが基本理念だそう。
なので、本当にたくさんの県内産の品々がありますが、特におすすめなのが「岩本さんちの米粉どら焼き」。通常、どら焼きというと小麦粉で生地を作りますが、こちらは岡山市西大寺・上道で合計36ヘクタールの田を耕す、一生懸命農園の岩本が作った米粉を使用しています。米粉なのでしっとり、もちもちの新食感。そして小豆も、岡山県産備中小豆を使用するこだわりぶり。粒々を活かした仕上がりで、甘さが控えめで、自然な味わいというか、ちょっと洒落たどら焼きといったイメージです。ちなみにこの商品、ここでしか購入できません!
※掲載情報は 2015/07/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。