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7月14日は1789年に発生した、フランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃を起源に持つ、フランスの建国記念日。1年で1度の「国祭」でフランス全土が祝祭ムード一色に。パリのシャンゼリゼ大通りではど派手な軍事パレードが、またエッフェル塔では盛大な花火が打ち上げられます。遠く日本でも「パリ祭」としてフランスに関係するお店や施設では、フランスの音楽や食にフォーカスしたイベントが繰り広げられます。
フランス好きでいつもファッションやアート、グルメの最新情報をキャッチしている方も、「他国の独立記念日なんて自分には関係なーい」と思っている方も、一年に一度しかない「街がやけにフランスづく日」を楽しむほうがやっぱりハッピー!今回はippinのなかからこれぞというフランスのおいしいお菓子から、憧れのフレンチをおうちで実現できる調味料まで、幅広くフランスの食を特集してみたいと思います!
マリーアントワネットのお気に入り!フランスの伝統菓子「クグロフ」
ひとことにフランスといえど、その地方によって様々な料理や伝統菓子があり、味やかたちにも特徴があります。まずご紹介はあのマリー・アントワネットもお気に入りだったと伝えられるドイツと国境を接する東部アルザス地方の名物、独特の波打つうねり型の「クグロフ」です。アルザス地方ではお土産としてだけでなく、この地域に密着した「地元のお菓子」として人々に愛されてきたこのお菓子は、日曜日の朝の定番でもあり、結婚式や洗礼の際など、ハレの日に決まって食べられるもの。日本でもその形の愛らしさからすっかりお馴染みのフランス菓子となりました。
フランス武者修行を経て、かのロブションのお店でも活躍した久保パティシエのお店、東京・雪が谷大塚駅「フランス菓子専門店 シュクレリーナード」のクグロフは、東京で買うことができるなかでも特別。粉雪が待ったような風貌ながら、中はたっぷりのラム酒を含ませた「極しっとり」仕上げ。れっきとした「焼き菓子」ながら"じゅわ・とろとろ・ふわふわ"な食感、芳醇なラム酒の香りと味わいが相まってクセになる味わいです。
柔いのじゃダメ!「パリ野郎」のごつごつしたシュークリームがいい!
日本におけるフランス菓子の第一人者 パティシエ河田シェフの東京・尾山台にあるお店古き良き時代をテーマとした『オーボンヴュータン』で人気のシュークリーム「シュー・パリ・ゴー」。香ばしい硬めのシュー皮の表面にはダイスカットのアーモンドナッツクラッシュがかかり焼き上げられています。また、とろけるような黄色いクレーム・パティシェール(カスタードクリーム)には、バニラビーンズが甘く上品に混ぜ込まれており、濃厚でねっとり!満足感を持つシュークリームです。
あなたに「幸せのソラマメ」は当たる?フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」
フランスのお正月の風物詩といってもいい、ガレット・デ・ロワ。1月6日の公現祭のときに食べる「王冠」つきのお菓子。中にはフェーヴ(ソラマメの意)と呼ばれる陶器や人形がひとつ入っていて、家族で切り分けて食べたときに「ガリっ」とフェーヴが見つかった人が「王様」、1年間の幸せが約束されるというもの。お菓子そのものはパイとアーモンドクリームというシンプルなもので、それゆえその職人の腕が如実に出てしまうものでもあります。「浦和にある『アカシエ・サロン・ド・テ』をオススメします」とは、シェフグラシエ・シェフパティシエの江森宏之さん。日本でもちょっと変わったパーティースイーツとして、利用する価値ありですね!
バゲットは数あれどパリっ子が魅了されるのは「VIRONのバゲット」
噛めば噛むほど美味しさがます「VIRON」のバゲッド。看板商品でもあるバゲット「レトロドール」は、バゲットの為に挽かれた特別な小麦粉を使い、フランスの伝統的な製法そのままで作られています。袋から出すとふわーっと何とも言えない香ばしい香りが漂いう一品。なかでも生ハム、ピクルスとの相性はバッチリ。パンの香ばしさに塩気や酸味がマッチし、とてもリッチなバゲットサンドを楽しむことができます。
極上トリュフオイルで優雅なひと時を!
パリ随一のトリュフ専門店「Maison de la Truffe」の逸品である『黒トリュフ入りエキストラヴァージン・オリーブオイル』は、数滴垂らすだけで天然トリュフの香りがフワっと漂う優れもの。シンプルな料理を、素材の味を邪魔せずにサッと一振りでグンと引き立ててくれます。この時期のおすすめは「旬ないちじくのカプレーゼ」。トマトの代わりにいちじくを使うことにより、「いつものメニュー」から「特別な一品」へグレードアップします。旬な季節のレシピに使える極上のトリュフオイルで、夏のホームパーティーのテーブルをより華やかに演出してみませんか?
缶詰だって立派な「フランス産」!鮮度抜群イワシとバターの「ダブルの旨み」
甘いものや調理もちょっと苦手という方にもフランスをお届け!フランスが誇る「発酵バター」を使った、サーディン(イワシ)のバター漬けはいかがでしょう?発酵バター「ボルディエバター」は、伝統的製法で作られる、希少価値とおいしさから、フランスのみならず、世界のほとんどの「星つきレストラン」で使われる絶品のバター。そのボルディエバターにサーディンを漬け込んだものがこちら。美食の国だけあって缶詰へのこだわりも相当なもので、使われるイワシは水揚げされてから48時間以内限定、バターのコーティングで臭みもなく新鮮なサーディンのおいしさがぎゅっと詰まっています。そのままでお酒のおつまみに、軽くトーストしたバゲットに載せても抜群!
大国らしい「ワインのために作られたチーズ」とは?
フランス・ブルゴーニュ地方の銘醸ワイン「シャンベルタン」を楽しむために作られたチーズ「ラミ デュ シャンベルタン」。その名も「シャンベルタンの友達」(わかりやすい)。ブルゴーニュ地方は、チーズの外皮を塩水やワインやビール、ブランデーで洗いながら熟成させた「ウォッシュタイプ」のチーズの名産地。このチーズも表面はオレンジ色でベッタリと湿っていて、匂いはかなり強烈!ただその中身はとってもマイルド。とろっと溶けたチーズを九日すると、たちまち鼻に抜ける豊かな旨味と香りが絶品。チーズ好きにはたまらない「通好みのチーズ」です。シャンベルタンならずとも、お酒がついつい進んでしまいますね!
※掲載情報は 2015/07/14 時点のものとなります。
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