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記事詳細
「グランド ハイアット 福岡」NO.1の手土産・ウェディングギフト
仕事柄、旅が日常の筆者にとって悩ましいのが「お土産」。全国各地至る所に有名なお土産はあるもので、最初は有名みやげでいいものの、何度も訪れている場所とあらば同じモノでは芸がない。同じモノでも相手は喜んでくれるが、「また同じモノ!?」と思われるのは悲しい。「お土産にその人のセンスが現れる」などとも言われる。いろいろ書いたが、お土産はムズカシイということである。
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そんな悩める旅人におすすめなのが「ホテルオリジナル」である。ある程度の規模の都市にはその街を代表する有名ホテルがある。そうしたホテルで、地元で人気を誇るオリジナルのテイクアウトグルメに遭遇することが多い。その街でしか買えないハイソなホテルグルメ。そんな特別感で喜ばれること必至である。
福岡の誇る外資系デラックスホテル「グランド ハイアット 福岡」で凄いスイーツを発見した。その名も「ハイアットブラウニー」。手土産やウェディングギフトで同ホテル不動のNO.1を誇るという。
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国内産の無塩バターとダークチョコレートがたっぷり使われ、卵、グラニュー糖、バナナペーストが合わせられ生地が作られていく。出来上がった生地は150℃に熱したオーブンで約1時間じっくりと焼き上げられる。焼き上がった後は1日寝かせられ、職人の技と心が込められた人気スイーツの完成となる。
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そんな工程を知ったから、というわけではないが、チョコレートの奥行きある味わいを感じつつ、その軽やかな食感と味わいに唸ってしまった。ふんわり口に広がるバナナの香り、カリッとローストされたクルミの食感、美味しいものはかけ算であると改めて思う。
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そのまま食べても美味しいが、クリームチーズやマスカルポーネを添えるのもいい。大人のオトコはラム酒に浸して。うーむ、「福岡みやげ」が欲しいぞ。
※掲載情報は 2015/06/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。