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夏バテ知らずな健康の秘訣は酒粕習慣
食事には美味しいお米と汁物は欠かさない。炊きたてのお米と、出汁をしっかりとった汁物は何よりの贅沢であると私は思う。
しっかりと出汁をとった黄金色に輝く鍋の中へ、少量の味噌を溶き入れ、味がしっかり定まった時の悦びと言ったら他にない。季節の野菜、海藻、美味しいお揚げや豆腐に薬味など、その日の気分によって中身は変わって来るのだが、それだけでは私の汁物は完成しない。そこへ酒粕を投入するのである。
水戸生まれ納豆育ちな私は、発酵食品には目がない。私がそういうと、酒粕が苦手だと仰る人は少なくない。しかし、そのお気持ちも分かります。ツーンと来るような風味がたちすぎるものが多いですから。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、この寺田本家の酒粕です。お酒の種類だけ酒粕もあり。特に私の心を捉えているのは「醍醐のしずく酒粕」である。
江戸時代から続く千葉県香取市の寺田本家の酒造りは、一貫した自然造り。昔懐かしい本来の酒の味。原料は無農薬、自然栽培のお米。蔵内に湧くお水で仕込み、当然添加物やら、人工的に培養された菌も添加せず。蔵の中にいる菌達が蔵人達の酒屋唄を聴きながらイキイキ働いて醸されたもの。私もこの酒唄を聴かせてもらったけれど、蔵の中で眠っている菌がこの唄で呼び起こされるような気がした。
買って来て封を開けると私はたまらずそのまま一口。そのまま食べても美味しいと感じる事が出来るほどまろやかな味わい。そして仕上げに一匙(さじ)、二匙。酒粕に含まれる栄養素は、多糖類、オリゴ糖、アミノ酸、ペプチド等豊富です。食べきれない分はラップに包んで冷凍庫の中へ閉まっておけばまたすぐに使えます。
寺田本家の酒粕を食べていると、心も身体も軽くなるような、そんな気持ちにさせてくれるのです。
※掲載情報は 2015/06/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Y+Associates 代表
麻生要一郎
1977年 茨城県生まれ。家業の建設会社で建築の企画を手がけた後、水戸でカフェを開業「CAFE DINER ROOM」(水戸) 、東京R不動産の「カフェ+宿 saro」(新島)、「♯108」(初台)を経て、現在は、那須の大きな食卓「chus」をベースに、料理を中心にライフスタイルを提案している。愛猫チョビと2人暮らし。