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イクスピアリとともに時を重ねたハーヴェスト・ムーン
2000年7月7日、舞浜駅前の東京ディスニーリゾート内にオープンした商業施設『イクスピアリ』が今年7月に15周年を迎えます。その4階にあるのが、舞浜地ビールを醸造するイクスピアリ直営レストラン、ロティズ・ハウス内の「ハーヴェスト・ムーン・ブルワリー」。当時、ビール醸造は全くの素人だった社内公募で採用された二人が、一からの地道な勉強と経験を積み上げ、“きれいなビールを造りたい”という想いをこめてスタートしたブルワリーです。彼らが造るビールは毎年国内他で数々の賞に輝き、そして2013年にはビール業界のオスカーとも言われる国際ビール品評会『ザ・インターナショナル。ブルーイング・アワード2013』で、彼らの「ゆずエール」が見事銅賞を受賞しました。
記念醸造は“大麦のワイン”とも呼ばれるバーレーワイン
バーレーワインは麦からつくるビールのひとつ。まさに葡萄のワインの様に、アルコール度数が8〜12%と高く、時を経た熟成を楽しめます。1903年、バス・ペールエールで有名なBass社の「Bass No.1」というビールの広告で「バーレーワイン」という言葉が使われたのがはじまりと言われています。そして、温度管理に細心の注意を払い、半年間の樽熟成の時を経て2015年7月7日におめみえするのが「バーリーワイン2015」。モルトは、ドイツ、イギリス、カナダ産のピルスナーやエール、クリスタルモルトに、カラメルモルトでぐっと深みを加え、ホップはノーザンブルワー、テトナング、そしてチェコのザーツホップを使用。複雑なモルトの旨味と奥深さに、最高級のホップの苦味が上質な大人の時間へと誘う……。このビールをひとくち口に含めば、8%の高アルコールとともにリッチにゆらめく複雑なアロマが体中を駆け抜け、誰もが目を閉じてその幸せの時間をゆっくり噛みしめてしまうことでしょう。
もうひとつの15周年記念ビール、インペリアル・ピルスナー
実は15周年記念ビールは特別にもうひとつ、第1弾として「インペリアル・ピルスナー」も醸造しています。これは、ドイツ産モルトとホップをふんだんに使用した、アルコール度数7%の上質なピルスナービール。“皇帝の、最上級の”という意味の名前にふさわしいこのビールは、今年の「アジア・ビアカップ2015」において、初出品にして金賞を受賞。同時に定番の「ピルスナー」、「シュバルツ」も金賞、銅賞を受賞し、その栄誉を記念して、7月10日(金)までロティズ・ハウスで受賞記念フェアを現在開催中。受賞ビールの飲み比べがなんと850円(税抜)で楽しめるなど、特別メニューも盛りだくさん。バーレーワインが限定発売開始となる7月7日(火)からの3日間が記念受賞ビールをすべて味わえるとっても貴重なスペシャルdaysかもしれません。
※掲載情報は 2015/06/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ビアジャーナリスト/パンコーディネーター
宮原佐研子
日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。