「柔らかく」て「甘い」沖縄県で育ったピーチパイン

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桃の香りの南国フルーツ

「柔らかく」て「甘い」沖縄県で育ったピーチパイン

皆様は「パイナップルの産地はどこですか?」と聞かれたらどこをイメージされますでしょうか?

 

フィリピン? 台湾?

 

どちらも正解ですし、このような答えが思いつかれるだけでも普段から果物に興味をお持ちの方だと思います。また、どことも答えが分からない方でも「外国産」というイメージを持たれる方が大半だと思います。実際、スーパー等に並ぶパイナップルの大半はフィリピン等の外国産ですので、それも無理のない話です。

 

ですが、今回ご紹介させて頂くのは、日本最南端の島、沖縄県西表島産の「ピーチパイン」です。西表島はご存知のように台湾にもほど近い熱帯性気候に位置しており、国産のパイナップルの生産が可能なのです。沖縄県では様々な農園でピーチパインが栽培されていますが、今回ご紹介するのはその中でも私が一番だとお勧めする「西表パイン園」のピーチパインです。

 

果物の産地というのはとても重要で「青森県のりんご」といっても無数におられる生産者のどれを食べても美味しいわけではありませんし、更には一人の生産者でも日当たりの良い畑も悪い畑も所有しておられるので、そのどちらから収穫されたかでも大きく変わってきます。そうなると、やはり重要なのは農家さんの信頼度です。その点でこの「西表パイン園」のパイナップルは徹底した商品管理により、全て完熟のパイナップルを出荷されており安心の信頼度を誇っておられます。実際、私自身もこちらから仕入れをさせて頂いておりますので、あまりご紹介したくないくらいです(笑)。

 

こちらの農園では沢山の種類のパイナップルを生産されていますが、私が特にお勧めするのがこのピーチパインです。糖度が高く(18~24度)芯まで食べられるのが特徴です。切って頂くとわかるように、果肉は乳白色をしておりミルクパインとも称されます。パイナップルも食べ頃を間違うと「硬く」て「酸っぱい」果物ですが、こちらの「西表パイン園」の「柔らかく」て「甘い」ピーチパインを是非お試しください。

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西表パイン園

※掲載情報は 2015/06/09 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小坂洋平

ベジタブルフルーツアドバイザー

小坂洋平

1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。   
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。  
日本野菜ソムリエ協会所属。

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