全国新酒鑑評会東北6県金賞受賞率「日本一」

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今、東北の地酒がすごい!注目の銘柄は……

全国新酒鑑評会東北6県金賞受賞率「日本一」

5月20日に発表された、今年の全国新酒鑑評会において、東北6県の金賞受賞率が見事全国第1位に輝きました!しかも、この日本一は今年で8年連続となり、今、東北の地酒が全国から注目されています。

 

その東北6県の中でも、福島県は県別の金賞受賞数も24個と日本一「金賞」を受賞している県となりました。

 

東日本大震災の影響で酒蔵が崩壊して移転して造っている蔵、福島第一原発の影響で故郷に戻れず別のところで仕込んでいる蔵など、今日本で最も困難な状況で酒造りをしている福島県が日本一の金賞受賞数を記録したのは、同じ東北人としてとてもうれしく思います。

そして、この福島県の金賞受賞数日本一はなんと3年連続ということで、注目されている東北の中でも最注目なのが福島県なのです。

 

そんな福島県で、今年16年ぶりに見事「金賞」を受賞した蔵があります。喜多方の「夢心」「奈良萬」の銘柄で有名な夢心酒造(株)さんです。この蔵は、一貫して「食中酒」としての日本酒にこだわり、華やかで香りの高いお酒ではなく、飲み続けられるお酒を目指して頑張ってきました。今の鑑評会では香りの高いお酒が優位と言われていますが、それを16年の歳月をかけて覆し、食中酒のおだやかな純米大吟醸で見事「金賞」を受賞しました。しかもアルコール添加の大吟醸がほとんどを占める鑑評会の中で、なんと純米で金賞を受賞するという、さらに困難を突破しているところもすごいのです。

 

この快挙はまさに全国新酒鑑評会に一石を投じたものです。是非金賞受賞率日本一の東北の酒、そしてその中でも金賞受賞数日本一の福島の奇跡を味わってみてください。

 

なお、この全国新酒鑑評会の出品酒を味わう試飲会が東京で6月に開催されます。以下のホームページをご覧ください。勢ぞろいする全国の大吟醸の中できらりと光る東北のお酒に会いに来てください。

 

第9回 全国日本酒フェア

URL http://www.japansake.or.jp/sake/fair/about_nihonshu.html

 

※掲載情報は 2015/05/28 時点のものとなります。

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キュレーター情報

久慈浩介

株式会社南部美人 南部美人五代目蔵元

久慈浩介

1902年創業の岩手の地酒「南部美人」の五代目蔵元です。南部美人の銘柄の由来は「南部」は廃藩置県前の岩手が「南部藩」だったこと、「美人」は命名した戦後、日本酒のクオリティーが低く、美しい酒を造りたいとの願いを込めて、「南部の国の美人の酒」で「南部美人」と命名しました。私たちは「世界中で日本酒で乾杯!」を目指し、1990年代から日本酒の海外輸出に取り組んでいます。現在では日本国政府のクールジャパンの後押しもあり、世界中で日本酒は盛り上がっています。そして、特許を取得している砂糖などの甘味原料を一切使わない「糖類無添加梅酒」をはじめとする様々な糖類無添加リキュールも開発しております。日本国内の鑑評会、そして世界の酒類のコンクールなどで多数の金賞を受賞。「笑顔あふれる明るい酒」を目標に、若き蔵元と若き南部杜氏が究極の日本酒造りを目指し、北の大地の岩手で頑張っています。岩手の素晴らしいもの、そして世界の素晴らしいもの、さらには同じ酒蔵の仲間の醸す素晴らしいお酒をどんどん紹介していきたいと思います。楽しみにしていてください。

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