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アイルランドが緑一色に染まる「セントパトリックスデー」まであとわずか!
アイルランドでは毎年3月17日に「聖パトリックデー」と呼ばれる祝日があります。
聖パトリックは、5世紀頃にアイルランドへキリスト教を広めた聖人で、3月17日は彼の命日にあたります。ある意味、クリスマスよりも盛り上がるイベントで、この日は、街中がアイルランドのシンボルカラーである緑色で染まります。
メインイベントであるパレードに参加する人たちは、こぞって緑色の衣裳を身に着けます。もともとパレードは教会関係者が中心でしたが、現代は宗教心よりも愛国心が色濃いものへと変化し、宗教を問わず大勢の人が参加しています。
起源はアイルランドですが、アメリカでもアイルランド移民の多いニューヨークやボストンなどを中心に祝われています。特にホワイトハウス前の池が緑色になったり、シカゴ川が緑色になることでも有名です。
聖パトリックデーはみんなで集まって、クリスマスほどではありませんが、豪華な食事をします。この日は料理も緑色のものを食べるのが特徴です。その代表的な料理が「コルカノン」で、マッシュポテトに細かく刻んだほうれん草を加えて混ぜたものです。さらに伝統料理の「ベーコン&キャベツ」をいただきます。
アップルテイストのお酒
パレードの後は、みんなでバーに集まってギネスビールはもちろんですが、アイルランドでは「サイダー」と呼ばれるアップルテイストのお酒もよく飲まれます。日本ではまだあまり知られていませんが、りんごの豊潤な香りと、爽やかな口当たりの良いのが特徴です。暖かくなるにつれてアイルランドではよく飲まれる発泡性のお酒です。マグナーズはその中でもアイルランド人にもっとも愛されるサイダーのひとつです。アイルランドやイギリスで「サイダー」と言って注文すると、出てくるのはほとんどこの「マグナース」です。
17種類の厳選されたリンゴを使用し、リンゴの豊潤な香りと、サイダーの爽やかさが特徴的です。ペアー(梨)味もあります。
※掲載情報は 2015/03/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アイルランド大使館
アイルランドは、北大西洋のアイルランド島にある立憲共和制国家です。北東に英国北アイルランドと接し、首都はアイルランド島中東部の都市ダブリン。アイルランド人にとって無くてはならないものは「じゃがいも」ですが、牧畜業が盛んなため、乳製品や肉、その加工食品が多く食されています。また、海に囲まれ、豊富な魚介類が取れる事から、特に西部では、シーフードを中心とした料理に定評があります。パブで味わう黒ビールとオイスターは、まさにベスト・マリッジです!近年の経済発展と共に海外の食文化も取り入れられ、伝統料理と組み合わせた多くの創作料理で外食産業を賑わせています。また、紅茶の消費量は世界一、ビールのスタウトが多く作られてます。ナショナルカラーが緑というほど、緑に愛されているアイルランドの食文化を通じて、少しでも皆様がアイルランドを身近に感じていただければと思っております。