今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

記事詳細


紹介している商品


グラスフェッドビーフってなに?

7月10日(火)、アイルランド政府食料庁の主催で「ヨーロピアン・ビーフ テイスティングセミナー」が六本木ヒルズクラブにて開催されました。

 

あまり知られていませんが、実はアイルランドは牛肉の輸出額世界第5位にランクインする“牛肉大国”。牛肉はアイルランドの食生活を支える非常に重要な要素のひとつなのです。

 

アイルランド産牛肉の特長は「グラスフェッドビーフ」であること。自然の中で放牧され、牧草だけを食べてのびのび育った牛のことで、赤身が多く、脂肪が少なく、栄養価が高いのが特徴です。
アイルランドは雨量が多く、年間のうち10ヶ月間も牧草を生育できる環境が整っているので、牛にとって理想の環境といえます。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

冒頭に当館の臨時代理大使ティム・ハリントンより参加者の皆様へご挨拶させていただき、アイルランドの恵まれた自然と、その環境で育まれた牛肉をはじめとした食材や食品の魅力を紹介いたしました。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

続いて、アイルランド政府食糧庁 マーケティング・エグゼクティブのキーラン・フィッツジェランド氏が登壇し、アイリッシュビーフがいかに理想的な環境で育つかについて説明がありました。アイルランドは都市部における環境汚染が世界に比べて非常に低く、年間の雨量が多いので常に牧草が新鮮であること、“EUプラス”をモットーに他のEU諸国より高い基準を設けていること、また、子牛が生まれたその日に識別番号が発行され、どの農家で生まれ育ったのかがすぐにわかる「トレーサビリティー」も徹底していることなどが挙げられました。

 

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

次に、医師/日本機能性医学研究所所長である斎藤 糧三先生から、グラスフェッドビーフがもたらす機能的な利益についてお話いただきました。グラスフェッドビーフは日本ではまだあまり認識されていませんが、さまざまなデータから健康に非常にメリットがあることが確認されているそうです。斎藤先生は、グラスフェッドビーフの魅力をより多くの人に伝えるために牧草牛専門精肉店である『Saito Farm』を立ち上げています。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

最後に、六本木ヒルズクラブ総料理長を務めるアイルランド人シェフのリアム・クロティ氏が登壇し、料理人の立場からグラスフェッドビーフの魅力を語りました。世界的に権威あるシェフのコンテスト「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」でもグラスフェッドビーフを使用していて、その品質は世界のトップシェフの間でもお墨付き。また、2018年に開催された世界ステーキチャレンジでもグラスフェッドビーフのステーキが66%のメダルを獲得したそうです。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

セミナーのあとは、会場を変えて試食会。今回は、アイルランド産牛肉のバラ、フェザーブレード、サーロイン、ヒレ、タン、ロース、そしてリブアイの部位を使った料理が用意されました。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

アイルランド産牛肉肩ロースを使用したギネスシチュー。アイルランドを代表する「ギネスビール」を使った逸品です。非常にコクがあるシチューがロースにしみ込んで、牛肉を噛むたびに口の中に肉の旨味とシチューのコクが広がります。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

アイルランド産牛ヒレ肉を使用した「ビーフウェリントン」。サクサクのパイ生地にしっとりと柔らかなヒレの食感がとてもよく合います。味付けはほとんどしていませんが、こちらも肉の旨味が非常によく伝わる一品でした。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?
今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

アローストビーフのクロスティーニ山葵マヨネーズは、噛む必要がないほど口に入れただけで溶け出していく感覚です。また、メキシコ人シェフによる牛タンのタコスも用意されました。ワカモレやフレッシュトマトとも非常に相性がよく、牛タンの弾力のある食感、牛肉の旨味が非常に印象的でした。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

その他にも、アイルランド産のチーズや海産物を使った一品など、さまざまなメニューを参加者の皆様に楽しんでいただきました。牛肉に限らずアイルランド産の食品に共通して言えるのは、「どの食材も、どこで誰の手によって作られたのかがはっきりと分かる」ということです。ですので、食の安全性が重要視される今、高い食の水準を誇る日本の皆様にも自信を持っておすすめすることができます。今回のセミナーをきっかけに、より多くの方々に、アイルランドの「食」の魅力について知っていただければ幸いです。

今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?

※掲載情報は 2018/07/28 時点のものとなります。

  • 4
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
今人気急上昇中の「グラスフェッドビーフ」を知っていますか?
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

アイルランド大使館

アイルランド大使館

アイルランドは、北大西洋のアイルランド島にある立憲共和制国家です。北東に英国北アイルランドと接し、首都はアイルランド島中東部の都市ダブリン。アイルランド人にとって無くてはならないものは「じゃがいも」ですが、牧畜業が盛んなため、乳製品や肉、その加工食品が多く食されています。また、海に囲まれ、豊富な魚介類が取れる事から、特に西部では、シーフードを中心とした料理に定評があります。パブで味わう黒ビールとオイスターは、まさにベスト・マリッジです!近年の経済発展と共に海外の食文化も取り入れられ、伝統料理と組み合わせた多くの創作料理で外食産業を賑わせています。また、紅茶の消費量は世界一、ビールのスタウトが多く作られてます。ナショナルカラーが緑というほど、緑に愛されているアイルランドの食文化を通じて、少しでも皆様がアイルランドを身近に感じていただければと思っております。

次へ

前へ