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フィンランドは非常に自然に恵まれた国です。特にフィンランドの森は自由に歩き回って、好きなものを採取していいとされています。そのためハイキングをしながら野生の果実やきのこ等自然の恵みを採って食べるという楽しみは、フィンランドの日常として知られています。
その中でもベリーはフィンランドにとって重要な存在で、毎年フィンランドの東にあるスオムスサルミ(Suomussalmi)では、ベリー摘み世界選手権が開催されます。1時間でリンゴベリー(コケモモ)をどれだけ摘めるかという競技は、日本の某TV番組内の世界のお祭りで取り上げられ、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。直接果実としての食用から、スイーツはもちろん、メイン料理のソース、そして薬としても広く利用されています。
ビルベリーは、体の活性酸素の活動を抑える抗酸化物質(ポリフェノール、アントシアニンなど)を豊富に含んでいる植物です。濃い青色はより多くのアントシアニンが含まれていることを表します。
今回は、そんな注目のビルベリーを使ったこれから日本でお目見えする可能性がある商品を紹介します!
1:ムーミンも喜ぶビルベリー・スムージー
まず1商品目は、ベリー類を使ったスムージー。スムージーは日本でも最近人気なのは、皆さんもご存知のはず。このスムージー100%のビルベリーで作られています。ビルベリーの甘酸っぱさもしっかり残しつつ、飲みやすい。朝の忙しい時にこれをささっと飲んで1日をスタートさせるというのはいいですよね! また、ムーミンのキャラクターもデザインされていて、朝から元気をくれそうです!
2:野生の「ビルベリー」から生まれたビルベリージュース
2つ目は、ビルベリー100%のジュース。こちらはストレートタイプのものとなっていて、ビルベリーの酸味と独特の甘みが堪能できます。日本ではブルーベリーが非常に人気ですが、ビルベリーは野生の物なので、栽培されているブルーベリーよりも栄養素が高いとも言われています。この商品はストローも付属されているので、バックに一つ忍ばせておくのもいいですよね。日本に来たときにストローの形状が変わってしまうかもしれませんが、日本とは違っていて、ストローの飲み口部分は輪切り上になっておらず、閉じられています。ただ、口に含む部分に穴があって、吸い込むとそこからジュースが出てくるというちょっと面白い構造でした。
Bilberry Drink
Dagsfood Oy
3:野生のベリー「ビルベリー」のドライフルーツ
3つ目はビルベリーやリンゴンベリーをそのままドライフルーツにした商品。忙しい朝にシリアルに入れて食べたり、仕事中に小腹が空いたときに口に含むのが主流らしいです。こちらもムーミンのキャラクターがパッケージに使われている、お洒落なデザインをしています。日本で販売されたら、女性を中心に人気が出そうな商品ですよね。
※掲載情報は 2015/03/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フィンランド大使館
ムーミン、サンタクロース、サウナのふるさととして知られるフィンランドは、日本と外交関係を樹立してから間もなく100周年を迎えます。東京・名古屋・大阪から直行便で約10時間。一番近いヨーロッパの国として、季節を問わず日本から多くの観光客が訪れています。ムーミンやサンタクロース以外でも、美しい自然、優れた教育制度や洗練されたデザイン、高い技術力にゲーム産業やスタートアップなど世界から高い関心を集めているフィンランド。2014年にはムーミンの生みの親であるトーヴェ・ヤンソンの生誕100周年、2015年にはフィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年、2017年には独立100周年を迎えます。そんなフィンランドの情報を食文化という切り口を中心に皆様にお伝えしていきます。