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梅の香りを閉じ込めた翡翠色のピュレは、パンやヨーグルト、地元の球磨焼酎とも相性抜群。アイデア次第でどんな食べ方でも楽しめる万能ピュレ。
こんにちは、熊本マイスターの大平みなです。
きょうは熊本県南部、人吉・球磨地方の逸品「青梅ピュレ」をご紹介します。
人吉・球磨地方を流れる球磨川は、日本三大急流の一つ。大きくて美しい鮎が育つことでも知られる清流です。観光の川下りはあまりに有名ですね。流域には9つの自治体があり、多くの食の恵みがもたらされています。
中でも、梅は、流域の人吉市と深いつながりがあります。
約700年も統治していた相良氏の家紋も梅鉢。市営の梅園もあり、みんなで梅狩りに出かけるのが初夏の風物詩。地元のお母さんたちがつくる自家製の梅干しや梅酒など、伝統を受け継ぐ梅仕事は、今でも多く見られる日常の風景です。
「青梅ピュレ」は、そんな梅仕事をヒントに生まれた逸品。追熟して黄色くなった時の豊かな香りを閉じ込め、青梅本来の優しい味を感じることができます。梅干しのような強い酸っぱさはないので、どんなお料理とも相性抜群。パンやヨーグルトにそのままかけたり、酢みそと混ぜて和食に合わせたり。かき氷や甘酒とも合うんですよ。地元の球磨焼酎と一緒にカクテルでいただく、、、なんていうのもたまりません。
そんな「青梅ピュレ」を手掛ける「球磨川アーティザンズ(職人)」は、3年前に人吉市で生まれたブランド。商品は、温泉饅頭でも知られる秋山製菓舗と一緒につくっています。ロゴには、昔から球磨川で見られる和舟がデザインされていて、球磨川の恵みがこの和舟に乗って大海を漕ぎ出し、たくさんの人たちに届いてほしいという願いが込められています。
代表の田畑奈津さんは、生産者(職人)さんとの縁を拡げながら、流域で大切に育てられた素材を探し求める日々。生産者さんの優しい顔が見える商品を通して、人吉・球磨地方を知ってもらうきっかけをつくりたいと話します。
「球磨川アーティザンズ」の商品にはナンバーがついていて「青梅ピュレ」はNo.1。四季折々、球磨川の恵みをふんだんに詰め込んだ商品は、現在No.20まで増え、まだまだ拡大中。愛情込めて育てられた栗や蜂蜜、生姜にゆず、桃やイチゴなどなど、どれを選ぶか迷ってしまいますね。
ホームページでは、それぞれのレシピもたくさん紹介されているので、自分好みの食べ方を見つけることもできますよ。
球磨川流れる人吉・球磨地方の豊かな恵みを、是非、皆さんも堪能してくださいね。
※掲載情報は 2022/05/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー/ナレーター
大平みな
1999年、(株)熊本県民テレビに入社。情報ワイド番組「テレビミン」のリポーターとして、美味しいモノ・コト・ヒトをみつけるため、熊本県内を駆け巡る日々を送る。
また報道記者としても活動。熊本の「教育」や「福祉」をテーマに取材する。2009年に独立し、ナレーションを勉強するため上京。東京で、熊本県の食材が多くのレストランや料亭で愛されていることを知る。
2016年、熊本に戻り、リポーターの活動を再開。まだまだ県内に眠っている美味しくて体によいモノを探索中。
二児の母。趣味は、読み聞かせ・温泉・お取り寄せグルメ。