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150年ほど続く老舗は新しいジャンルも挑戦しつつ
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「祇園辻利」は、宇治茶は勿論、多種類の茶葉、お菓子、アイスクリーム、化粧品まで手掛ける抹茶専門店です。もはや、抹茶総合デパートと言っても良いのでは?と思うほどの抹茶づくしです。
なんと創業は、「桜田門外の変があった1860年(萬延元年)」と公式サイトに書かれています。桜田門外と言われても、歴史の教科書で学びはしたものの、ピンときません(笑)。
そのくらい昔から続く老舗ブランドなのです。
京都祇園に本店を構えるまでの経緯がまた、ご苦労もあったのだろうなあ、と想像します。初代の辻利右衛門さんと二代目徳次郎が宇治にて創業したのち、明治32年には、三代目である三好徳三郎さんが台湾へ渡り、台北に「辻利茶舗」を開店したのだそうです。明治の時代に海外に店を持つこと自体、とても先駆的な気がします。台湾では宇治茶や烏龍茶を取り扱って、台北の方に人気の店だったとか。宇治茶の苦さも愛されていたのですね。そのことも時代からして、興味深いです。そして終戦後の1948年に台湾から引き揚げられて、ようやく京都の祇園に店舗を開店させられたそうです。現代の6代目になるまで、代々新たな分野の挑戦もされているのも、長く愛されている理由かもしれません。
抹茶クリームとサクサク生地で、片手で食べやすく
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祇園辻利の一番人気お菓子「つじりの里」は、店名を入れているくらいの看板お菓子です。かわいい小箱に入っていて、ちょっとしたお礼の気持ちや感謝の気持ちを伝えるのに良いですね。8本入りから21本入りまであるので、用途や相手の人数によって選びやすいのもポイントです。さらに、一本ずつ個包装されているので、利便性も高いです。
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焼き上げたロールビスケットの中に、抹茶クリームがたっぷり詰まっていています。サクッとした食感と、強すぎない抹茶クリームの調和が良いです。シンプルで、誰にでも愛される飽きないお味ですね。個装に入っているので、手を汚さずにも食べられますし、片手で大口開けなくても、ポンポンッと口に入る大きさも絶妙なんです。指先を通じて、軽い生地の触感が感じられるの。
アイスをつけたり、ちょこっとコーヒーに浸したりしても、違った美味しさがありますよ。
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※掲載情報は 2022/02/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数