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記事詳細
紹介している商品
地層のように真空された色のグラデーションが美しい八穀米
雑穀ブームも、最近ではふだんの食卓に定番化したように思います。昔からあたりまえに食べられてきた豆や雑穀も、その流行も手伝って東京でもナチュラルフードという意味合いでカフェやちょっとしたお弁当でも気軽に食べられるようになりました。八穀米といってもいろんな種類がありますが、私がおすすめしたいのが、築地塩田商店の八穀米です。
塩田商店は豆や雑穀などの穀類を専門とした乾物屋さんで、年末には黒豆を買うお客さんで賑わう築地の有名店です。この塩田商店のオリジナルの八穀米を手に取ったのは、袋の中で地層のように真空された色のグラデーションの美しさにジャケ買いをしたのが始まりです。それ以来レッスンに通う生徒さんに紹介したり、築地の手土産として購入したりしています。八穀米の種類ですが、『小豆、押し麦、黒米、あわ、きび、ひえ、そば、赤米』の八種がブレンドされたお店のオリジナルです。最近では美容食としても注文されている雑穀も含んでいるので、美容や健康に気を使われている方にもとてもおすすめです。
私はその日の気分や献立によって、白米と混ぜる割合を変えて楽しんでいます。例えば、朝ごはんなどで食べたい時は、八穀米を白米の1/4量ほどたっぷり入れて炊きます。まめまめしいごはんは、よく噛む事で旨味も感じられ、目が覚めるような感覚が得られます。忙しい朝におかずがたくさん無くても、豆や雑穀の味わいに充分な満足感があります。又、少し混ぜて炊き、焼いたお肉をのせて丼として食べるのもちょっとオシャレな感じになりますよ。
築地の隣町に住む私にとって、市場の食材は美味しい発見ができる場所でもあります。その食材も築地市場のサイトを通じて手軽にお取り寄せできるようです。「イッピン」でもときどき築地の食材のお取り寄せをご紹介できたらと思っています。まずは、塩田商店の八穀米をぜひお試しください。
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※掲載情報は 2015/03/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家
橋本彩子
料理家。食品メーカー勤務をへて料理業界へ。ケータリングユニットに所属し、パーティーのケータリング、雑誌、書籍、CM、映画の料理製作の経験を積み独立。独立後は料理好きの原点に返ろうと、1年間ル・コルドンブルーでフランス料理を学ぶ。
現在は、料理雑誌、ビューティー、ファッション誌の料理ページの他広告等の料理製作を中心に活動。その他、自身のエプロンから派生した仕事着「workonepiece」のデザイン、企画、販売、料理教室、イベント出演など幅広く活躍中。