「パォン・デ・ロー」
BOA NATA(ボア・ナタ)
今回ご紹介する一品は、東京・茅場町にあるポルトガル菓子店BOA NATA(ボア・ナタ)の人気菓子、半熟カステラ「パォン・デ・ロー」です。
「パォン・デ・ロー」は、ポルトガルの修道院生まれのスイーツで、日本のカステラの起源となったパン(PAO/パォンはポルトガル語で「パン」の意味)だとされています。
材料は卵、砂糖、小麦粉で油脂は全く入っていません。
高温短時間で焼き上げた「パォン・デ・ロー」は、中心部が半熟状になっています。
BOA NATA(ボア・ナタ)の「パォン・デ・ロー」も外側はふわっふわのスポンジですが、断面図をご覧いただくとお分かりのように、その中心部はとろっとろで半熟感が半端ない感じです。
この外側の軽やかさと、中心部のとろける口溶け感の絶妙なハーモニーがたまらない美味しさで、やみつきスイーツになってしまいました。
お味も程よい甘味で、ある意味止まらない美味しさで危険なほど!
シンプルにスポンジを楽しめるスイーツです。
お店から別途シナモン・パウダーをたっぷり(おそらく大さじ1杯はある感じでした)付けていただいたのですが、シナモンをかけて頂くと、また違った味わいを楽しめ、1つで2度美味しいスイーツです。
「パォン・デ・ロー」はもちろん焼きたて、焼いたその日が美味しいのは間違いないのですが、半熟カステラなのに冷蔵庫でキープしても3日間は美味しくいただけます。
個人的には、しっかり冷やした味わいもまた格別だと思いました。
シナモンをたっぷりかけて食べるのがおすすめです。
ちなみに、ホールの場合はスプーンですくって食べるがおすすめだそうです。
BOA NATA(ボア・ナタ)では、気さくでチャーミングな中国人のオーナー女性が毎日「パォン・デ・ロー」を焼き上げています。
このショップの1番人気はエッグ・タルトなのですが、「パォン・デ・ロー」もぜひぜひ召し上がっていただきたい逸品です。
ポルトガルの鶏の置物などが配された店内は、小さいスペースながらポルトガル情緒あふれる雰囲気になっています。
テイクアウトのほか、店内にはイートイン・スペースもあります。
「パォン・デ・ロー」はホールで購入の場合は、予約しておくことをお勧めします。
ボア・ナタの場所は、地下鉄の茅場町または八丁堀から徒歩7〜8分程度ありますが、わざわざ出かけてみたいショップです。
「パォン・デ・ロー」 ホール 1200円(税込)/1 カット 350円(税込)
BOA NATA facebook https://www.facebook.com/boanata.jp/
BOA NATA(ボア・ナタ)
※掲載情報は 2021/10/25 時点のものとなります。
サロン道(C)研究家
ローズ麻生育子
有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。