実は縁起物の沖縄名物、知ったら食べずにはいられない!

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15周年記念限定パッケージは、自宅での楽しみ方いろいろ

実は縁起物の沖縄名物、知ったら食べずにはいられない!

沖縄といえば、紅芋やソーキそばなど、独特な食べ物が多い。今回ご紹介したいのは、ちんすこう。ちんすこうにも、いろいろな味がある。その中の1つがちんすこう。お土産にいただいたことがある方も多いだろう。私の一番のおすすめめは「雪塩ちんすこう」。こだわりから、歴史までを知ると、食べてみたくなること間違いなしだ。

 

昨年9月「雪塩ちんすこう」は販売開始から15周年目を迎えた。そこで、今までのパッケージに加え、1年間限定の15周年記念限定パッケージが登場。10月頃には在庫がなくなるであろう、希少な「雪塩ちんすこう」の特別パッケージは、遊び心満載。コロナで旅行に行けなかった上に、雨が多く、夏らしい日が少なかった今年、このパッケージで最後の夏の気分を味わうにおすすめ。

 

ちんすこうは基本的に2個入りで個包装になっているので、お配り手土産にもよし、15周年限定パッケージは話のネタにもよし、沖縄名産2種類(雪塩、ちんすこう)の良さを絶妙に組み合わせており、モンドセレクション三年連続金賞受賞で味も保証付き。

 

次の写真の上が、通常のもの。下が限定パッケージ。イメージがガラリと変わり、思わずクスッと笑って手に取ってしまう。この遊び心が、コロナで制限の多い生活の中で、私には癒しになった。

実は縁起物の沖縄名物、知ったら食べずにはいられない!

雪塩とは、珊瑚の持つカルシウムが溶け出した地下海水から作られており、不純物がない。通常の製塩法と違い、にがりなど海水中の成分を含んでいるため、とがりのないまろやかな味わいが特徴。海の成分をできる限り残し、真っ白でパウダー状へと仕上げられている。次の写真がその雪塩だ。

実は縁起物の沖縄名物、知ったら食べずにはいられない!

2つ目の沖縄の名産「ちんすこう」は、琉球王朝時代後期からある歴史ある独自のお菓子。中国菓子と日本菓子の技術がうまく合わさって出来上がったとされている。当時は王族や貴族のみが祝宴で召し上がっていた貴重なものだったが、明治になり、沖縄県初の菓子司として開業した「新垣菓子店」がレンガ窯で焼いたことから、一般に広がったとのこと。

 

成分や歴史だけでも、思わず食べてみたくなるが、この他にも知られていない縁起良い理由がある。それは、「ちんすこう」の漢字表記にある。漢字表記は「珍楚糕」と「金楚糕」の2種類がある。「珍」は王族や貴族しか食べられなかった珍しさを、「金」は黄金で非常に高価であることを意味する。「楚糕」はホロホロとしたちんすこう独特の口どけのふんわり食感を表しているとのこと。ひらがなでしか目にする機会はないが、漢字表記にすると名前にも深い意味があり、縁起の良さが分かっていただけるだろう。

 

さて、今回ご紹介したい15周年パッケージの「雪塩ちんすこう」。てっきりビキニの模様がついていると思ったら、中身は日焼けしていなかった。箱をよく見ると「画像イメージと実際の商品とは異なります」と書かれていた。どうしても箱のイメージに近づけたい私は、「雪塩ちんすこう」を私流にちょっとアレンジすることに。

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ステイホームやリモートワークで、お取り寄せし、ちょっと楽しみたい方は、次の写真のようにアイシングクッキーにしてみるのもおすすめ。アイシングが増し、塩味とほどよいバランスでまろやかな美味しさで、こちらの私オリジナル雪塩ちんすこう15周年バージョンもおすすめ。

 

日焼けあとにはならないけれど、パッケージに近いちんすこうが作れて、美味しく楽しい、幸せなひとときだ。

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コロナで沖縄に行くことはできないため、下にブルーの布を敷くことで、少しだけ沖縄の海の雰囲気に。

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アイシングクッキーの作り方が分からない方は、お誕生日プレートに文字を書く用に市販されている茶色、ピンク、白などのチョコレートを使ってもオリジナルのちんすこうに仕上がるので、お試しあれ。

 

不要不急の外出が自粛のこのご時世、自宅でのお菓子作りが流行った。ホットケーキミックスが品薄になったのは、みなさまの記憶に新しいだろう。ちんすこうは、あまり知られていないが材料3つで簡単に作れるため、私も何回か作っている。しかし、手作りのちんすこうはオーブンで焼かなくてはいけないので、市販のちんすこうにアレンジを加える方が、楽しさと手軽さを満喫できる。

 

沖縄の豊かな自然と恵みを、自宅で15周年を迎えた記念の今年、「雪塩ちんすこう」で味わってみて。

 

15年前の9月に、雪塩の絶妙なバランスを見事に実現させ販売を開始した「雪塩ちんすこう」。沖縄の物産展などに置いてあることもあるが、限定パッケージを見つけたら、良いことがあるかもしれない。

 

なぜなら、「ちんすこう」という名前の意味が縁起良しなのだから。

 

※掲載情報は 2021/09/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋香葉

発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー

高橋香葉

「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。

主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等

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