甘じょっぱいおやつ!あんこを挟んだ米つぶ煎餅「あんこ天米」の魅力とは?

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深化する伝統ある煎餅の新しい味わい

伝統と革新。さまざまな場面で使われるワードですが、和菓子など日本の伝統菓子の世界でも新しい味がたくさん生み出されています。お米という日本人に欠かすことのできない食品をベースにした煎餅は知らない人はいないでしょう。

甘じょっぱいおやつ!あんこを挟んだ米つぶ煎餅「あんこ天米」の魅力とは?

その煎餅に伝統的食材を組み入れることにより味わいが深化し、より楽しめるシーンが生れていきます。今回ご紹介するのは、東京都葛飾区青砥に本店を構える富士見堂の煎餅たち。鰹や七味、シラスやちりめん山椒などを取り入れてバリエーション豊かな煎餅が並びます。

 

その中でも超おススメが「あんこ天米(てんべい)」です。米粒の食感をしっかり残した薄焼きの煎餅に北海道産小豆を使ったあんこを挟んだもの。ごくごく普通な組み合わせなのですがほんのりとした塩味とやさしい甘味がこれ以上ないくらいバランスよく味覚を上げてくれます。複数の味がおいしく溶け合う瞬間はまさに至福の瞬間です。パリッとした天米の食感もたまりません。

 

ここ最近いただいた和菓子の中では最も記憶に残るあんこ天米。お仕事の合間のおやつに、食事の後のデザートにあんこ天米。和菓子の新しい姿に日本人として何かうれしくなる気分になります。

甘じょっぱいおやつ!あんこを挟んだ米つぶ煎餅「あんこ天米」の魅力とは?

※掲載情報は 2021/07/28 時点のものとなります。

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キュレーター情報

嶋啓祐

フードビジネスデザイナー

嶋啓祐

全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。

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