奥久慈しゃも
奥久慈しゃも生産組合
プリップリの弾力が写真からも伝わりませんか?
お店でも大人気の「奥久慈しゃも」をご紹介します。
先日、行われた「シェフズキッチンvol.34」でもメイン食材として使わせて頂きました。
軍鶏といえば、高知県を連想される方も多いかと思いますが、茨城県の奥久慈しゃもは低脂肪で歯ごたえが強く、味にコクがあることが特徴です。
「奥久慈しゃも」は、「奥久慈しゃも生産組合」の組合員によって生産されていますが、
その中でも、伊澤 孝文氏と懇意にさせて頂いております。
伊澤氏は、栃木県の出身で、東京都で大型タンクローリーの運転手をされていたときに、テレビで観た奥久慈しゃもを購入し、ご家族で食べられたそうです。
食べた奥久慈しゃもに感動し、色々調べられたときに、奥久慈しゃも生産組合にて新規生産者を募集されていることを知り、奥久慈にご家族にて移住されました。
ご自身の鶏舎を持つまでには、様々なご苦労があったそうですが、今では、12棟の鶏舎を建てられ、1年当たり1万6千羽を生産されています。
闘鶏用ではありますが、気性が荒い一方で、非常に神経質な一面を持ち合わせているそうです。
一番の天敵は、「音」です。
少しの音でも大暴れするそうで、暴れながら、鶏舎の端に集まるために、奥の軍鶏が圧死することもあるそうです。
音に気を使いながらも、通常の3倍もの時間と、手間をかけて、やっと出荷です。
「奥久慈しゃも」は、オスとメスで大きく味わいが変わります。
オスは、歯ごたえがあり、味が濃いので、そのまま焼いて、メスは、脂がのっていますので、鍋料理がオススメです。
ぜひ、皆様も「奥久慈しゃも」をご堪能いただき、ファンになっていただけると幸いです。
< お問い合わせ先 >
奥久慈しゃも生産組合
住所:茨城県久慈郡大子町袋田3721
TEL:0295-72-4250
奥久慈しゃも生産組合
※掲載情報は 2020/02/04 時点のものとなります。
京遊膳 花みやこ 店主 料理人
西野正巳
1965年、茨城県出身。辻調理師専門学校卒業後、有職料理を継承する京都の老舗料亭「西陣 魚新」で修行し、副料理長になる。その後、東京柳橋花柳界の料亭「いな垣」の料理長を経て、1993年、茨城県にて、「京遊膳 花みやこ」を開業。
開業時から実際に全国の拘り生産者に会い、生産現場を確認し、納得した食材だけを取り扱っている。
日本文化と和食を世界に伝える活動にも従事し地方創生にも貢献している。
また、第9回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」において、ブロンズ賞を受賞。
2019年1月8日付けで【いばらぎ食のアンバサダー】に任命される。