
記事詳細
紹介している商品
新黒糖の季節です
5月は新茶、秋は新米と季節の食べ物があります。
この季節は「新黒糖」が出始める季節なのをご存知でしたか?
サトウキビを栽培している、西表島に行って来ました。
収穫シーズンを迎え、機械と人が畑に入り、サトウキビを倒して行きます。
4ヘクタールを栽培する高田さんの畑で収穫体験。

12月から3月までサトウキビを収穫し
(このときの品種は、農林7号と、農林27号。西表島で作られているサトウキビは30種類ほど)

根っこから斧で切り倒していくのですが、ここで「指導」!!
「ハブがいるから、キビの茎の周りを斧で叩いたりして追い払うこと!」と。
ええ?ハブ??
命がけの収穫をしていることを知りました。
サトウキビを切ると

これほどの長さに。
これを右手で持っている部分くらいにカットして、
根っこに付いている葉っぱをきれいにして、
製糖工場に運んでいきます。
ハーベスターの機械はあるのですが、それだと葉っぱも入ってしまい、
黒砂糖にしたときに雑味がでてしまうので、
高級品は手刈りになるそうです。
暑さとの戦い。
疲れたら、切ったサトウキビを「あむ、あむ」食べて水分補給。
高田さんの所では、作業行程を体験出来ます。

収穫したサトウキビを圧縮してジュースにします。
そして大きな窯で4時間煮詰めて(少し省略)

冷まして、カット。

出来立てほかほかの黒砂糖です。
切りくずが出るので、つまみ食いをしてみたら、
「甘〜い」。
当たり前なのですが、ほのかにコーヒーのような風味もあり、
香ばしさと包み込む甘さで、いくらでも食べられる。
クセになる味です。
ワインやブランデーに合いそうです。
高田さんが納めている製糖工場は、
誰もが知っている有名な和菓子の老舗にも黒砂糖を卸していて、
高級羊羹にも使われているそうです。
そう言えば、その高級羊羹には黒砂糖の風味がありますね。
いまだに人力が高品質の証となっている、黒砂糖。
新黒砂糖(粗糖)となって本土にいく船の出陣式が地元新聞の一面になるほど大切な行事。
初出荷は2020年1月11日でした。(八重山毎日新聞より)
一粒たりとも無駄にしないで頂きたいものです。
黒砂糖の純粋さを味わいたいなら

高田さんのアトリエで作る、黒砂糖がおすすめです。
パッケージは高田さんが撮影した「イリオモテヤマネコ」の写真入り。
ブレンド比率は企業秘密とのことですが、
高田さんの味センサーによるところが大きいかと。
お料理にも、お菓子にも、お酒にも、
令和初の手作り純黒糖。
黒砂糖の概念を変えてくれる逸品です。
※掲載情報は 2020/01/26 時点のものとなります。
- 3

キュレーター情報
タレント・新潟食料農業大学客員教授
大桃美代子
地域活性イベントも各地で行ってきたタレントとして、ニュースをはじめ、料理、クイズ、バラエティ、情報番組と、幅広い分野で活躍。 韓流にはまり、韓国に語学留学をするほど韓国好き。訪問回数も非常に多く、映画・ドラマ・文化・観光名所だけでなくグルメからパワースポットまで幅広い韓国情報通。 「阪神・淡路大震災」は大阪滞在中に、「中越地震」を新潟県魚沼市の実家に帰省中に被災し、災害と復興について考えるきっかけに。風化させないことをテーマに情報発信や、復興の為の地域活性化にも携わる。雑穀エキスパート、ジュニア・野菜ソムリエ、おさかなマイスター・アドバイザーの資格を取得するなど食育や農業に関心が高く、地元の新潟にて古代米作りもする。『桃米』として販売中。 地域活性化に取り組む団体を支援するため全国地方新聞と共同通信が設けた『地域再生大賞』選考委員を務め、各地の取組みを視察。様々な地域での取組みを紹介する講演が好評を得ている。そのほか『リアル桃太郎電鉄』、『熊本ワイチャ会議』…など、地域活性イベントも各地で行ってきた。