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元禄時代の菓子の意匠を再現した皿には好きなものを乗せて楽しんでもOK
秘書の仕事のひとつに手土産を用意する、という重要な仕事があります。
今日ご紹介したいのは、「とらや」の実店舗では、国内直営店数か所のみで取り扱いのある『豆皿』です。
ご存知「とらや」は、世界を代表する和菓子の老舗中の老舗店です。
しかし、甘いものを好まれない方、または食事制限などでお召し上がりになれないお客様もたまにいらっしゃいます。そんなときに重宝しているのがこの『豆皿』です。
前述の事情で召し上がらない方にとらやの紙袋を下げて行くとお客様は内心「えっ?」と思うはずですが、中を開ければ、かわいい豆皿がいっぱい。「あられ地」「名月」「しののめ」「玉の井」「花ぐるま」。とらやで最も古い元禄8年(1695)の絵図帳「御菓子之畫圖」にある菓子の意匠をもとにしていて、どれも色とりどりで華やかな気分にさせてくれます。
四季折々を形にしていますが、これからの時期には「名月」と‘中秋の名月’を話題にしながら、持参することが多くあります。英語でもとになった菓子についての説明もあり、外国の友人へのギフトにも非常に重宝しております。
佃煮やお漬物等を乗せても、もちろんお菓子を乗せても、お気に召すものを乗せてお使いいただけ、お皿の歴史なども話しながら差し上げると「とらやは和菓子だけではなかったのですね」と喜ばれております。甘いものを好きな方にもそうでない方も、ちょっぴり希少価値の高い『とらやの豆皿』、お勧めしたい逸品です。
英語表記もカラフル!
※掲載情報は 2019/08/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
秘書
水越かをり
上場建設会社に入社後、総務、広報を経て、会長・社長の秘書として約20年担当。
「手土産」を選ぶ際、特に気を付けている「気遣いさせすぎない手土産選び」。社内でもプライベートでも手土産をお勧めする場合は必ず自分で買って試食をしたものの中から選んでいます。「味」「見た目」「コストパフォーマンス」「差し上げる方の出身地」「その方の大切にしているもの」等色々な視点で差し上げる方を思い浮かべながら、話題の新商品から老舗の伝統の味を守る品物まで、差し上げる方に寄り添った品物選びをしています。
プライベートでは現在は英会話、着物を現在習っています。どちらも個人レッスンで先生に恵まれ、仕事とはかけ離れた集中できる時間を大切にしています。長年訪れる香港の友人たちとの交流の中で、従来嗜んでいた茶道や華道に加え着付けを習い日本の伝統について英語で語り合うこと、また、世界の習慣を学ぶことも楽しみのひとつです。来たる東京オリンピックに向かい、訪日される海外の方々へのボランティアガイドをするので、一緒に日本の伝統文化の事を触れた折に日本の手土産の習慣についても説明できる日を楽しみにしています。