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「キャビアライム(フィンガーライム)」ってご存じですか?
オーストラリアが原産の柑橘類で、少し前にフランスで話題となり、日本でも知られるようになりました。
これなんて、見た目が「かぼす」みたいですよね?
ただ、食感や味は、見た目と違い別物です。
お刺身の上に少し添えていただけるだけで、プチプチとした食感と爽やかな香りが口の中に広がり、今までのお刺身とはまた違った美味しさになりますし、カクテルなどの飲み物に混ぜても、おいしくいただけます。
国産フィンガーライムの最高峰
最近は、オーストラリアだけでなく、アジアや、日本国内でも栽培されている農家さんが増えてきましたが、私のイチオシは、以前、ご紹介した、国産の「ブラッドオレンジ」を栽培されている、梶谷 光弘氏の「キャビアライム(フィンガーライム)」です。
梶谷氏は、難しい生産法を独自に研究開発した第一人者で、今では海外からも視察に訪れるほどです。
写真は、ご夫婦にて、私のお店を訪問されたときのものです。
和食にも合う、「キャビアライム(フィンガーライム)」
こちらは、最近、東京で行われた、イベントにて提供した、「奥久慈の天然鮎 三種盛り 奥久慈茶のソースとキャビアライム(フィンガーライム)」です。
新鮮な鮎の風味と、奥久慈茶のソースのアクセントとして、「キャビアライム(フィンガーライム)」の食感と、酸味が絶妙だと、評価のお声をいただきました。
「キャビアライム(フィンガーライム)」は、ライムの酸味とプチプチの食感が魅了で、不思議なことに果肉の色が違う種類だと香りや味まで個性が違う柑橘類ですので、料理人魂に火をつけてくれる食材です。
梶谷ご夫妻には、今後もお元気で、最高の「キャビアライム(フィンガーライム)」をお届けいただくことを願っております。
※掲載情報は 2019/08/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
京遊膳 花みやこ 店主 料理人
西野正巳
1965年、茨城県出身。辻調理師専門学校卒業後、有職料理を継承する京都の老舗料亭「西陣 魚新」で修行し、副料理長になる。その後、東京柳橋花柳界の料亭「いな垣」の料理長を経て、1993年、茨城県にて、「京遊膳 花みやこ」を開業。
開業時から実際に全国の拘り生産者に会い、生産現場を確認し、納得した食材だけを取り扱っている。
日本文化と和食を世界に伝える活動にも従事し地方創生にも貢献している。
また、第9回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」において、ブロンズ賞を受賞。
2019年1月8日付けで【いばらぎ食のアンバサダー】に任命される。