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南高梅の産地みなべから無農薬で丁寧に作られた梅干し
私は地方創生のプロジェクトの熱中小学校に関わっています。熱中小学校は全国に11校あります。紀州くちくま熱中小学校の方から紹介された「てらがき農園」の三年熟成の梅干し。無農薬で大切に作られていると聞いて、梅干しを見るとふっくらしたきれいな梅干し、食べてみると「うわ!これって子供の頃に食べていた味。ふっくらと身が厚く塩味を十分に感じるけど優しい味。」みなべは南高梅の産地で、皮ごと食べる梅だから・・と有機肥料と低農薬にこだわりつづけていたが、2007年より、すべての畑を自然栽培・無農薬栽培にしたそうです。無農薬栽培にきりかえてから、販売できる梅が少なくなり通常農薬を使用する場合の約1/10、低農薬の場合だと約1/5になってしまったそうです。でも「体にも環境にもやさしい事が大切な事」と頑張っている梅農家さんの梅干しです。熱中小学校はアメリカのシアトルにも今年開校になり、先日シアトル熱中小学校の授業に行きました。おにぎりを各地の特産物を使ってレシピを作り紹介し、試食となりました。紀州のおにぎりとしてこの梅干しとクリームチーズを合わせてのおにぎりです。シアトルの皆さんから「この梅干し!あまりに美味しいのですが?日本の味だ。」と大喜び、梅干しの種が残っているのを見た方々がこれ持って帰って梅番茶を作りたいですと!長い日々を海外で暮らしている皆さんに喜んで頂ける梅干し!心がこもった大切な梅干しです。
※掲載情報は 2019/07/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家 salon de R主宰
山田玲子
1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房