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名古屋で開かれた、とある会でとても美味しいトマトに出会いました。
今は、いろいろな所で、美味しいトマトが手に入りますが、その中でも特に美味しく感じ、入手先をお聞きしてお取り寄せしました。
トマトの作り手さんは、「クボタeファームやぶ」。
過疎化が進む兵庫県の中山間地域で、地元農業者と東海近畿クボタがタッグを組み、設立した農地所有適格法人だそうです。
もともと兵庫県はコメ主体の産地ですが、それだけで収益を確保するのは難しいのが現状。そこで同ファームでは、稲作とあわせてハウス栽培を行うことで、年間を通して収益の安定化をはかる複合経営を実践されているそうです。
普通のトマトではなく、高い収益が見込める高付加価値のトマトを生産するために「アイメック栽培」という栽培を導入し、特殊なフィルムを通して、最小限の潅水量で糖度を最大限に引き出すそうです。
手がけられている品種は、「フルティカ」と「小鈴」。
大きさが違うだけでお味は同じとのことでしたが、両方取り寄せて食べ比べてみました。
教室でお出ししたところ「とっても甘い〜」「お料理に使うのはもったいない」「いくつでも食べれちゃう」と大好評!
私の感覚に間違いはなかったと思い安心しました。
流石、見事、農産物の品評会「2017年野菜ソムリエサミット」で受賞を果たしたトマトですね。(フルティカ」が金賞、「小鈴」が銀賞)。
生産者様とお電話でもお話させていただき、美味しいトマトを作り、安定供給していくためのご苦労は並大抵ではないことを 知りました。
こちらのトマトは6月で販売終了とのことです。
「フルティカ」はインパクトを求める方、「小鈴」は個数をたくさん食べたい方にオススメです。両方が入ったセットもありますので、まずは両方お試し下さい。
ご興味のある方は是非お取り寄せしてみてくださいね。
※掲載情報は 2019/06/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/