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「漁師一家」というブランドで鮮魚、干物、海藻を販売する三好家は鳥取県東伯郡琴浦町赤碕で有名なスーパー漁師の家族です。自ら水揚げした旬の鮮魚や加工品は家族で加工、販売までしています。市場や流通を全く通さないため、釣りたてをそのまま処理するので、鮮度はこれ以上のものはありません。
獲れたての魚でつくる逸品干物
次男の政浩氏が船を出して底引きや一本釣りで魚を獲ってきます。それを長男と母さんが塩をして干物にします。「そりゃあ目の前が海なんだから新鮮さは間違いないでしょ。」と、サワラの塩麹漬けはちょっと他にはない逸品で、麹は隠岐島の田中麹店のもので、実は親類。何でも創業百年らしいです。8㎝はある身もこの麹で身が締まって中まで味がじんわり浸みて本当に美味。
母が作る琴浦漁師伝統の加工品
瑞々しい海藻は大山の伏流水で洗います。大山の伏流水は地上に湧き出るまでに70年間、濾過され、50mの地層から汲上げています。「いぎす」や「ところてん」は、この辺りでは昔から家庭で作っていました。そして、それぞれの家でちょっとずつ味も違いますが、「やっぱりウチのは旨い。」と自信をもっておられます。磯の香が芳り、目をつむれば凪の海が見えます。いぎすもところてんも年中食べられ、余計なものは何も足さないので、その分味が際立つのです。
漁師一家の魚をお召し上がりいただける飲食店
季節料理 さん昇
東京都渋谷区代官山町8-16 TEL&FAX 03-6416-5980
フレンチレストラン émuN [ エミュ ]
東京都渋谷区恵比寿南2-25-3 EBISU HANA BLDG.2F
03-6452-2525
※掲載情報は 2019/06/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
(株)地域デザイン研究所代表
納島正弘
株式会社地域デザイン研究所代表取締役
1960年9月15日、尼崎市生まれ。広島市在住。
有限会社 ROCKETS 代表取締役を経て 株式会社地域デザイン研究所を設立。企業のブランディング、広告企画デザイン、パッケージデザインなど、地域活性に関わるデザインを多く手がける。
広島アートディレクターズクラブ(“H”ADC) 会長、 ひろしまデザインネットワーク会長、安田女子大学文学部非常勤講師、穴吹デザイン専門学校非常勤講師、 広島広告協会会員、 広島市産業振興センター 工業支援アドバイザー、「雁木タクシー」NPO法人雁木組 理などを勤め、活動の幅は多岐にわたる。2016年 渋谷ヒカリエD&D「NIPPONの47人/グラフィックデザイン」2014年〜2018年鹿児島県「食とデザイン」アドバザー他、講演やパネリストや2017年グッドデザイン賞など受賞歴も多数
2009年「GURAJIKU」展(ピカソ画房ギャラリー「パブロ」) 2013年“H”ADC展(光村印刷ギャラリー)
2018年4月から2019年3月まで広島県安芸高田市立「八千代の丘美術館」にて常設展