一粒牡蠣の塩辛(塩麹漬け)
有限会社山口屋水産
皆さんは一番好きな食べ物は何と聞かれたら即答できますか?私は迷わず「牡蠣」と答えます。今まで国内はもとより、世界中の牡蠣を食べてきました。産地の環境によって、風味や食感が変わってくるので、その違いを感じながら食べるのもとても面白いところです。
特に印象に残っているのが、北海道の釧路市と根室市のほぼ中間にある厚岸(あっけし)で採れる牡蠣です。土地柄、養分をたっぷりと含み身がふっくらとしていて、味がとても濃いです。初めてレモンを絞って食べた時の感動は忘れられません。もうひとつ、感動したのが広島で食べた牡蠣がたっぷり入ったお好み焼きです。さすがは生産量日本一だけあって、牡蠣の食感をこれ以上ないというほどに味わうことができます。
そんな牡蠣好きの私がおすすめしたいのが「一粒牡蠣の塩辛(塩麹漬け)」です。生牡蠣は保存がとても難しいですが、塩麹に漬けることで保存性を高め、なおかつ身がしまります。
こんな牡蠣の使い方があるんだな~と、とても関心させられました。
そのまま、おつまみとしても逸品ですが、ホームパーティーの際にミキサーにかけて野菜のディップにしてもとても喜んでもらえると思います。スズキなど白身魚のソースにしても間違いなくおいしいと思います。
有限会社山口屋水産
※掲載情報は 2019/05/24 時点のものとなります。
「Toro Tokyo」総料理長
小河英雄
「生きることは食べること、人生で美味しい料理を食べたい」と料理人を志し、フランス・イタリア料理を学ぶ。24歳で新宿でイタリア料理店をオープン。その後は枠にとらわれない斬新な料理に惹かれテックスメックス業態を持つレストラン会社し研鑽を積み、29歳でメキシコ料理を中心とした8店舗の統括責任者兼総料理長に就任。
(株)ミールワークスが2014年12月にラテンレストラン「TORO TOKYO」を開業するにあたり同社へ入社し、以後エグゼクティブシェフを務める。
現在は店舗のみならず、20カ国ほどの在日中南米大使館でのイベント・ケータリングなどでも活躍している。