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長野県の豊かな自然を活かして作られる、ボスケソ・チーズラボの種類も豊富な「チーズ」
お店『Sincere』(シンシア)でお客様にお料理を提供する他にも、休日や空いた時間で食材探しに地方に行ったり、お店でも使っている食材の生産者さんのもとを訪れています。新しい出会いや発見をすることも多く、お店でスタッフにフィードバックをしたり新しい料理のアイディアになっています。
今回は、ご縁があって出会ったチーズを紹介いたします。
2016年の冬に長野県佐久市望月の春日温泉入口にオープンをした『bosqueso Cheese Lab.』(ボスケソ・チーズラボ)。オーナーの是本 健介さんは、元・自動車や飛行機の設計やF1車体の開発に携わるエンジニアだった異色の経歴をもち、エンジニアとしてのものづくりの経験を活かし、新しいチーズ作りをされています。
地元の契約農場から新鮮で質の高い牛乳や山羊乳を仕入れ、週五日チーズを仕込み、約12種類のチーズを作っているそうです。地域の資源を活かして、酒蔵の蔵付き乳酸菌やアルカリ性の温泉水を用いたウォッシュチーズなどのチーズも製造しています。
種類も豊富にありますが、中でも、純米酒とも楽しめる白カビチーズ「MOCHIZUKI」(モチズキ)はとても印象に残っています。
他にも、温泉水でウオッシュした「KASUGA」(カスガ)、毎日の食事になじむ山羊乳のチーズ「SHIRAKABA」(シラカバ)などもおススメとのことです。
オーナーの是本さんが作ったチーズ、長野県に行ったら、ぜひ工房に立ち寄り味わってみてください。
長野土産にもおススメです。
※掲載情報は 2019/04/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
『Sincere』(シンシア)のシェフ
石井真介
1976年、東京都出身。
調理師学校卒業後、四ツ谷にある『オテル・ド・ミクニ』や南青山にある『ラ・ブランシュ』などで修業をした後、渡仏。
『ロジェ・ド・ローベルガード』、『ル・クロコディール』などの星付きレストランを経験。204年に帰国後は、汐留にある『フィッシュバンク東京』でスーシェフを務め、2008年に『レストラン バカール』でシェフに就任。
2016年には北参道に『Sincere』(シンシア)をオープン。お店の活動の他にも、他店のシェフとのコラボレーションをしたスペシャルディナーや催事への出展。志が同じシェフとの食にまつわる活動など、食を通じた活動を幅広く行っています。