青森で誕生した名バーテンダー監修の究極スイーツ「銀座のクエラピス」

青森で誕生した名バーテンダー監修の究極スイーツ「銀座のクエラピス」

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「Shiok!!」
このスイーツを食べた瞬間、思わず声が出てしまいました。

 

Shiokとは、シンガポール独自の英語(シングリッシュ)。元々は料理などを食べた時の「おいしい」という意味の表現で、「すばらしい」、「びっくり」というような意味でも使われるようになった言葉です。

東南アジアの伝統菓子“クエラピス”がお酒に合うスイーツに

インドネシア、マレーシア、シンガポールといった東南アジアでよく食べられている“クエラピス”は、バームクーヘンのように薄い生地を何層にも重ねた焼き菓子。

 

日本ではアジア輸入食材店でたまに見かける程度なので、現地に行くと必ず購入するくらいに私のお気に入りです。そんなクエラピスが、日本人の手によって作られ、大人のためのプレミアムなスイーツになっているのですから、思わず冒頭の言葉が出てしまいました。

青森で誕生した名バーテンダー監修の究極スイーツ「銀座のクエラピス」

プレミアムなスイーツの名は「銀座のクエラピス」。スモ―キープレーン、キャラメルナッツスモーク、グラナパダーノ、シャンパンストロベリー、4種類の味が楽しめる詰め合わせです。 “銀座”というのがポイントで、このスイーツを監修したのが、なんと東京・銀座の名店「BAR 保志」の保志雄一さん。世界大会で優勝を経験しているバーテンダー界の巨匠が、“なぜクエラピス?”と驚きです。

スモーキーな香りのクエラピスとお酒のマリアージュ

スモ―キープレーンは、青森県の地卵とココナッツミルクを合わせた生地をベースに、シナモンやナツメグ、クローブといったスパイスを配合したもの。スモーキーな香りとスパイスの香しさが鼻腔をくすぐり、今までのイメージとは全く別の大人なクエラピスです。

青森で誕生した名バーテンダー監修の究極スイーツ「銀座のクエラピス」

それぞれのフレーバーが個性豊かに香り、お酒と合わせるという想像をもしなかった世界に興味が注がれます。お酒との相性チェック表もリーフレットに表記されているので、色々と試してみたくなりますね。

 

例えば。

 

・スモ―キープレーン×ウィスキー
ウィスキーは氷を入れずに1:1で加水することで香りをアップさせた水割りは、スモーキーな仕上がりのクエラピスがウィスキーの味わいをグッと引き立ててくれる。

 

・キャラメルナッツスモーク×ダークラムorブランデー
ロックかストレートで香りを楽しむアルコールには、ナッツの食感をいかしたデザート感覚で楽しめるクエラピス。

 

・グラナパダーノ×ワイン
ライトな味わいのハード系チーズは、どっしりとしたフルボディの赤ワインから甘みのある白ワインまで、お好みの味のワインのおいしさをワンランクアップさせてくれる。

 

・シャンパンストロベリー×シャンパン
つぶ感まで楽しめる甘酸っぱいイチゴのフレーバーが、シャンパンのシュワシュワを引き立ててくれる。

というように、アルコールとのマリアージュを楽しめるのです。

出会えてよかった!日本人が作るクエラピス

元々、青森・三沢市にある『カジュアルフレンチ&パティスリー ノース40-40』のデザートとして提供されていたクエラピス。同店シェフの平林和さんはインドネシアの味をオリジナルスイーツに仕上げました。その味に保志さんが興味を持ち、平林シェフとのダッグが実現。バーテンダー監修ならではの、お酒に合うクエラピスが開発されたとのことです。

青森で誕生した名バーテンダー監修の究極スイーツ「銀座のクエラピス」

棒に生地をつけて焼くことを繰り返すバームクーヘンと同様に、クエラピスも四角い型に生地を入れて焼きを繰り返すので根気のいる作業です。バームクーヘンよりもしっとりとした重量感があるので、お酒とのバランスがよい濃厚な味わいがマッチするのですね。

 

日本でクエラピスを提供していることや、それがフレンチだということに驚きの、まさに“Shiok”。お酒好きな人にプレゼントしたり、同シリーズは他にも、青森県産のリンゴやゴボウを使用した商品もあるので、おやつの手土産としてもおすすめです。

※掲載情報は 2019/04/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

伊能すみ子

アジアンフードディレクター

伊能すみ子

アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。     
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。

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