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「燗グリア」のブーム到来!? 川西屋酒造店の丹澤山麗峰
新年度を迎え平成最後の4月。大型連休を控えて少しウキウキとなる季節ですね。
そんなウキウキ気分を盛り立てる新たな日本酒を今日は紹介させていただきます。
その名も「燗グリア」!
何と日本酒のお燗とサングリアを 掛け合わせたネーミング!だそうです。
教えていただいたのは神奈川県足柄郡山北町で1897年創業の老舗の川西屋酒造の米山工場長。
「最高の米で純米吟醸酒を造りたい」という思いから純米酒造りにこだわりをもつ蔵元。
先日蔵見学に寄らせていただき比較テイスティングをさせていただいた際に最後にとっておきの日本酒の飲み方として紹介していただきました。
日本酒の魅力は色々とありますが、そのうちの一つに、温度の違いで楽しめるということです。
その楽しみ方は温度帯によって呼び名も異なります。
例えば、雪冷え・花冷えなどは冷酒(5度~10度)の呼び名。
一般的に、生酒や辛口の吟醸酒はこの温度帯でキリッとスッキリとした味わいを楽しみます。また常温は5度~10度でお酒を楽しむ飲み方です。
そして、ここからが日本酒を温めて 燗をつけて楽しむ飲み方。
例) 人肌燗 ぬる燗 30度〜40度
上燗(じょうかん) 熱燗(あつかん)40度〜50度
飛切燗(とびきりかん)55度近辺
温度も様々……日本酒の多い居酒屋など、プロの飲食店は「お燗番」と呼ばれる最適なお燗の温度につける専門家がいるところもあります。
燗酒は冬場の呑み方と思っている方も多いと思いますが、実は一年中楽しめる 「健康的な飲み方」だそうです。特に温湯と呼ばれる体温に近い、ぬる燗が良いと昔から言われています。
その理由は、アルコールは体温に近い温度で吸収されるため、温かいお酒は一杯飲めば、一杯分の酔いをすぐに身体に感じることができます。
一方 冷たいお酒は 体内に入ってからの体温になるまで時間もかかるので、短時間で知らず知らずのうちに摂取し過ぎてしまうこともあるのです。
そんな「お燗」の美味しさを広めるべく、お燗に合う純米酒を目指して造られているのがこの「丹澤山 麗峰」。
テイスティング会でも、もちろんお燗の準備は万全。
そして 特に女性向けとされているのが「燗グリア」。
飛切り燗に今が旬の地元のみかん「きよみ」を入れていただきます。
オレンジの爽やかさと日本酒の旨味と甘味が 大変マッチしますが酸味があるので飲み口は軽いのも嬉しい呑み方。
「燗グリア」はいろいろなフルーツとの相性も良いので季節毎のフルーツを入れて楽しむことができそうです。大好きなイチゴも入れて試して見たくなりました。
蔵人さんと記念撮影。今後の開発も楽しみです!!右端が工場長の米山氏。仕込みのお忙しいところ貴重なお話をありがとうございました。
お燗にして尚美味しい「丹澤山麗峰」お食事とのマリアージュも楽しみです。
是非お試しください。
※掲載情報は 2019/04/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
チーズ&ワインナビゲーター
山田好美
フランスチーズ鑑評騎士/チーズプロフェッショナル。シニアワインエキスパート/上級ドイツワインケナー。フランス愛好家。英仏語講師として活動する中で現地のワイナリー、チーズ生産者を訪れるようになりより確実な知識をと資格取得。現在恵比寿のレコール・デュ・ヴァンにてチーズ講師として初心者から資格を目指している方のお手伝いをしています。またチーズプロフェッショナル協会 チーズ検定講師 ソムリエ協会 ワイン検定講師として 検定を通して幅広い年代の方々へ チーズ&ワインのある豊かな食生活を広めております。近年は国内の生産者にも目を向け ヨーロッパに負けないチーズ&ワインを応援しています。