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創業100年以上!こだわりのぶどうから生まれたとっておきの「ワイン」
食の宝庫「山形県」は、フルーツの産地としても知られています。さくらんぼ、メロン、スイカ、ももなどが収穫されますが、中でも「ぶどう」を使用したワイン作りは、多くのワイン好きに知られているのではないでしょうか。ワイナリーの数も多くあり、個性豊かなワインが多くありますので、色々と紹介していきます。
1回目に紹介するのは、お店『萬菊屋』と同じ南陽市にある『酒井ワイナリー』です。『酒井ワイナリー』は、創業1892年(明治25年)にでき100年以上の歴史がある老舗です。畑の名前が付いたワインや全種混ぜ込んだ変り種のワインなど、ワインの種類も豊富にあるので、好みによって選びやすいですが、売り切れてしまうワインも多くあります。
中でも人気なのが、「名子山」(なごやま)と「小姫さん」だそうです。
「名子山」は、自社畑「沢」に混植したカベルネソーヴィニヨン、メルロを中心に数種類のブドウを混醸して作られているそうです。「沢」は、冷たい雪解け水が沢水となって流れ出ている畑で、一年を通してひんやりした空気が流れる不思議な場所とのこと。
「小姫さん」は、デラウェアの地元での昔の呼名「小姫」から名づけられ、じわじわっと広がる旨味が特徴だそうです。自然発酵、亜硫酸添加などは使用していないとのこと。
他には、ぶどうの美味しさをたっぷり味わえるブドウジュースなどもあるので、お酒が飲めない方とも一緒に楽しめます。
ぜひ一度、『酒井ワイナリー』のワインを味わってみてください。
※掲載情報は 2019/03/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
シェフ パティシエ
後藤昌利
1979年、山形県出身。
大坂あべの製菓学校を卒業後、『ラ・バンボッシュ』(東京)、『パティスリータダシヤナギ』(神奈川)などで修業を行う。
2008年には、『菓匠萬菊屋』を継ぐため山形県南陽市に戻り、洋菓子部門を立ち上げる。
2015年には、『菓匠萬菊屋』の新ブランドとして、『510Maison de cinq-dix』の展開を開始。
地元の農産物を積極的に使用した菓子作りを行い、地域に根ざした人気店となっている