マリア・テレジアも愛した、オーストリアワイン「エスターハージー」

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2019年は日本とオーストリア、ハンガリーが修好150周年ということもあり、私も積極的にオーストリアやハンガリー、そして当時それらの国を統治していたハプスブルク家に関連した逸品をご紹介しています。

 

今回ご紹介するのは、オーストリアワインのエスターハージーのピノノワールです。

マリア・テレジアも愛した、オーストリアワイン「エスターハージー」

ワイン名にもなっている「エスターハージー」とは、「エスターハージー家」のことです(「エステルハージ」という日本語訳もありますが、今回は「エスターハージー」で統一します)。

 

彼らは17世紀からハプスブルク帝国、オーストリア・ハンガリー二重帝国末までの間、ハンガリー王国最大の大地主、事業家でしたが、芸術家・音楽家に対する寛大な支援者でもありました。

 

たとえば、音楽家ヨーセフ・ハイドン。ハイドンはエスターハージー家に仕えていた約40年の間に、ソナタ、弦楽四重奏、交響曲の形式を確立し、モーツァルトやベートーベンにも大きな影響を与えました。そういう偉大な音楽家を育成したという意味でも、エスターハージー家は多大なる功績を残しています。

 

そんなエスターハージー家ですが、もともと一族用としてワイン造りを行っていました。17世紀後半には、オスマントルコ軍と戦う兵士に対しワインを存分に振る舞ったことから、勝利したのは「美味しいエスターハージワインのおかげ」とまで言われています。

 

オーストリアを統治していたマリア・テレジアは、エスターハージーのワインを高く評価したという逸話も残っています。先述のハイドンも、給料の一部の支払いをワインで受けていました。

 

エスターハージー家のワインは、1808年に認可を得て、初めて市場に販売を開始しました。これはウィーンでも屈指の長い歴史を持つワイナリーであることを意味し、実際にワイナリーのあるトラウスドルフは、オーストリアで最も古く、しかも良質なワインの産地ノイジードラー湖エリアの一角に存在しています。

 

きめの細かいベリー系の香りと滑らかなテクスチャーが印象的で、エレガントなタンニンを愉しめます。

 

オーストリアワインは、日本ではなじみが薄いかもしれませんが、エスターハージ―のピノノワールは、ローストビーフなどのお肉料理はもちろんのこと、肉じゃがやすき焼きなどの和食にもおすすめです。まだ飲んだことのない方には、ぜひお試しいただきたいワインです。

マリア・テレジアも愛した、オーストリアワイン「エスターハージー」

※掲載情報は 2019/03/23 時点のものとなります。

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キュレーター情報

加納亜美子

料理家/西洋陶磁史研究家

加納亜美子

岡山県出身。幼少の頃から洋食器コレクターの父親の影響を強く受けて、西洋磁器を独学で学ぶ。
進学塾での塾講師を経て、東京で洋食器の輸入会社、ワインの輸入会社に勤務しWEBデザイン、イベント企画などWEBショップ運営を担当。
現在は「おうちレストラン」をコンセプトとした紹介制料理教室「一期会」を主宰。料理教室のほかに、洋食器の歴史を紹介する洋食器講座の開講、洋食器輸入代理店とのコラボレーションイベントや大手企業でのセミナー講師、レシピ開発、商品開発、WEB雑誌へのコラム執筆など、多岐にわたり活躍。
2018年春に京都造形芸術大学に3年次編入学。学術的観点から東西磁器史を研究中。

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