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紹介している商品
日ごとに春を感じる陽気となり、重いダウンジャケットから、スプリングコートに切り替えて身軽に動ける、穏やかな季節になってきました。
そんな陽気のなか、私が主宰する料理教室では、ノリタケの「シェールブラン」を用いて、春のおもてなしメニューをご紹介しています。
日々使いながら、使い心地の良さを実感しているこの美しい白い食器を、今回の逸品としてご紹介します。
ノリタケの技術を注ぎ込んで実現した「究極の白い食器」
2012年に誕生したシェールブラン。
この商品を象徴する、透けるほどの透光性の開発には、約3年という時間を要したそうです。
また「親愛なる白へ」という意味のシリーズ名「シェールブラン」は、なめらかで美しい純白の生地色に由来しているだけでなく、「使うたびに愛着のわく大切なものであってほしい」という願いも込められています。
日本メーカーならではの「どんなお料理も映える器」
ノリタケは日本で一番最初に洋食器を作った歴史あるブランドです。
そんな日本における洋食器のパイオニア的存在であるノリタケの器。いったい、どんなお料理が映えるのでしょうか?
シェールブランを普段使いしながら出した私の答えは、「どんなお料理でも映える」です。
とてもアバウトな答えに感じられるかもしれませんが、これこそが、和食・洋食・中華などが融合する日本独自の食文化に適合した、日本のメーカーならではの特性なのではないかと感じています。
実際、シェールブランに施されているのは、古来より日本で親しまれている立涌(たてわく)文様を現在風にアレンジしたレリーフと、連続する模様が永遠を表すと言われるギリシャ文様。シンプルかつ上品なデザインは、和洋折衷、普段使いにも、お客様のおもてなし用としてもお使いいただけます。
また、食器洗浄機や電子レンジにも対応しているだけでなく、食器棚の小さな日本の家庭にもありがたい、スタッキング(積み重ね)にも配慮されたシェープと驚くほどの薄さで、美しく、コンパクトに収納することができます。
白い食器は、さまざまなメーカーで発売されていますが、改めて日本のメーカーの技術力の高さを感じることのできるシリーズ。
これからの季節、白い食器で気分新たに新生活を迎えたいという方にはとてもおすすめです。
※掲載情報は 2019/03/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/西洋陶磁史研究家
加納亜美子
洋食器を中心とした高級食器シェアリングサービス「カリーニョ」や、食器の魅力を伝えるため「おうちレストラン」をコンセプトとした会員制料理教室「一期会」を運営。洋食器輸入代理店とのコラボレーションイベント、百貨店文化サロンでのセミナー講師、レシピ開発、商品開発、WEB雑誌へのコラム執筆など、多岐にわたり活動中。