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河津桜を愛でながら誕生した 中澤酒造の「亮」
菜の花も開花を迎えた神奈川県松田町。
2月下旬からは河津桜祭りで賑わいを見せています。
その桜並木の眼下に居を構え、文政8年(1825年)創業の小田原藩へお酒を納めていたという歴史ある酒蔵「中沢酒造」。
フラッグシップである「松みどり」は その名前を小田原城主から命名され地元はもちろん全国的に人気の銘醸酒です。
厳選したお米を使用、丹沢の伏流水を利用し、また古来よりの槽搾り(酒袋を重ねて絞る方法)もまだ使用して、こだわりの丹念な酒造りを続けていらっしゃいます。
そして こちらの若き11代目当主 鍵和田亮(あきら)氏がこだわりの生酒を生み出しました。そちらがこの「亮(りょう)」。
自ら地元の桜 河津桜の花を摘んできて分離させた酵母と、地元産の米で仕込んだ限定酒です。
花酵母とは 自然な花々から個性あふれる酵母を分離させたもので 日本酒に格別な様々な香味を醸し出すことを可能にさせる新しい酵母です。
以前も佐賀県の天吹酒造の記事をippinで紹介させていただきました。
https://ippin.gnavi.co.jp/article-8781/
注いだ瞬間に華やかな香りを感じられ 口に含むとフルーティさが増し キレのある酸味と爽やかでスッキリとした味わいが広がります。
まるで花びらが舞い落ちる桜の木ノ下にいるような気分になれます。
もちろん実際にお花を愛でながらの場にふさわしい日本酒です。
地元産にこだわり抜いた名品の誕生です。
今年のお花見のお供に是非ご賞味ください。
※掲載情報は 2019/02/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
チーズ&ワインナビゲーター
山田好美
フランスチーズ鑑評騎士/チーズプロフェッショナル。シニアワインエキスパート/上級ドイツワインケナー。フランス愛好家。英仏語講師として活動する中で現地のワイナリー、チーズ生産者を訪れるようになりより確実な知識をと資格取得。現在恵比寿のレコール・デュ・ヴァンにてチーズ講師として初心者から資格を目指している方のお手伝いをしています。またチーズプロフェッショナル協会 チーズ検定講師 ソムリエ協会 ワイン検定講師として 検定を通して幅広い年代の方々へ チーズ&ワインのある豊かな食生活を広めております。近年は国内の生産者にも目を向け ヨーロッパに負けないチーズ&ワインを応援しています。