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皆様、国産のブラッドオレンジって食べられたことありますか?アメリカ産や、オーストラリア産なら、食べられたことがあるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、愛媛県八幡浜市にて、柑橘類130種以上を研究開発しながら、私の店に美味しい柑橘類を提供して頂いている、かじ坊こと、梶谷 光弘氏の「ブラッドオレンジ」です。
梶谷氏の「ブラッドオレンジ」は、モロという品種の物で、ブラッド(血の色)の見た目もさることながら、香りと甘味、酸味のバランスが絶妙で、一口試食した際に、虜になってしまいました。
旬は2月中旬から3月上旬と短く、あまり食用としては、出回っていません。
私の店の定番メニューは、「伊勢海老とブラッドオレンジ」です。
「ブラッドオレンジ」とトマトクリアウォーターを合わせたジュレにキャビアで味付けしました。「ブラッドオレンジ」の酸味がキャビアの塩味とあいまって、伊勢海老の旨みを引き出す逸品です。
他には、デザートとしてだけではなく、「ブラッドオレンジコンフィチュール」や「ブラッドオレンジ胡椒と」して、加工品の販売も行っています。
本当に、この「ブラッドオレンジ」は、私の創作意欲に火をつけてくれます。
梶谷氏との出会いはとても現代的
梶谷氏との交友は、Facebookでお互い拘っている所に共感し、メッセージを交換することから付き合いが自然と始まりました。
その後、幾度となく農園にお邪魔させて頂き、現在のお取引につながっております。
ご子息の梶谷 高男氏も農園にてお仕事をされており、すばらしい農園を引き継がれることでしょう。
今後とも末永くすばらしい柑橘類を私の店に届けていただけることを、切に願うばかりです。
※掲載情報は 2019/02/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
京遊膳 花みやこ 店主 料理人
西野正巳
1965年、茨城県出身。辻調理師専門学校卒業後、有職料理を継承する京都の老舗料亭「西陣 魚新」で修行し、副料理長になる。その後、東京柳橋花柳界の料亭「いな垣」の料理長を経て、1993年、茨城県にて、「京遊膳 花みやこ」を開業。
開業時から実際に全国の拘り生産者に会い、生産現場を確認し、納得した食材だけを取り扱っている。
日本文化と和食を世界に伝える活動にも従事し地方創生にも貢献している。
また、第9回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」において、ブロンズ賞を受賞。
2019年1月8日付けで【いばらぎ食のアンバサダー】に任命される。