記事詳細
紹介している商品
一年中愛されるブルガリアのお酒「ラキヤ」
ブルガリアならではのお酒に、蒸留酒「ラキヤ」があります。もともとはぶどうで作るのが一般的でしたが、現在はアンズ、ブルーン、梨、数種類の果物のミックスなど、さまざまな種類があります。農家が作る自家製のラキヤは、アルコール度数はとても高く、50〜60度にもなります。市販のラキヤは40度ほどですが、それでもウォッカと同じくらい強いお酒です。ブルガリアの男性たちはサラダをつまみにしながら、ラキヤを食前酒として少しずつ飲んで楽しみます。普段は常温で飲みますが、夏は冷やしたり氷を入れて飲み、冬は熱燗にしたりハチミツやスパイスを加えて飲む人もいます。また、結婚式の乾杯には欠かせないお酒で、花嫁の父は娘が生まれた年から大切に保存していた、とっておきのラキヤをふるまいます。
ラキヤにはお酒として飲む以外にも、子どもが風邪をひいた時にラキヤを塗ってマッサージしたり、布に浸して胸に当てたりすることもあります。「ラキヤ」はブルガリア人の生活に密着したお酒と言えます。
日本では馴染みのないお酒ですが、いつかその味を味わってもえたらうれしいです。
Slivenska Perla / スリベンスカ ぺルラ (白)
ホームメードでも造られているブルガリアの伝統的な飲み物、ラキア。食事の最初に出る白チーズをかけたサラダや、水切りしたヨーグルトにキュウリやニンニクを入れたサラダなどと一緒にいただくアペリティフ的なものです。スリベンスカ ぺルラとは「スリベンの真珠」という意味、生産地に因んで名づけられました。厳選した地ブドウの果皮を発酵・蒸留しオーク樽で熟成した逸品です。よく冷やすか氷で割ってお召し上がりください。芳醇な風味と香りが口の中で広がり、食欲を湧き立てます。
※掲載情報は 2015/02/16 時点のものとなります。
- 1
キュレーター情報
ブルガリア共和国大使館
ブルガリアはバルカン半島に位置し、北はルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東には黒海があります。北海道より少し大きい国土で、首都はソフィアです。香水用のバラ栽培が世界最大産地ということでも有名です。ブルガリアの食でみなさんはヨーグルトを連想する人が多いと思いますが、さまざまな民族の食文化の影響、特にトルコ、ギリシャ、ルーマニア料理との共通点が多いです。また、良質なワインの産地としても有名です。