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かつて一大ブームを巻き起こしたカヌレ。フランスのボルドー女子修道院で作られたと言われている伝統的な焼き菓子です。ワインのオリを取り除くために大量の卵白を使用した際に余った卵黄を消費するために考え出されたとも言われています。原材料に蜜蝋を使用し、溝がついた銅製の小さな型に入れて焼いたカヌレは、外側のカリッとした食感となかのしっとりした生地のコントラストが癖になります。このカヌレ、最近になってまたブームの兆しを見せているとか。それも、以前に流行したカヌレよりもサイズダウンした「ミニカヌレ」が台頭してきているようです。
今回ご紹介するのは、沖縄県で初めてのカヌレ専門店「ほうき星」のミニカヌレです。沖縄県産の中でも品質が良いと言われている多良間島産の黒糖を使用し、そこに地元の食材をふんだんに取り入れて作られています。
現在展開しているのは、「プレーン」「星×バナナ」「パイナップル」「沖縄珈琲」「泡盛」「大宜味村の緑茶」「ドラゴンフルーツ&シークヮーサー」「沖縄ミルク」の8種類。いずれも沖縄の特色ある食材を上手に活用しています。一口サイズで食べやすいので、ついつい全種類制覇してしまいたくなります。
可愛らしいギフト箱に入れてくれるので、プレゼントにもぴったり。チョコレートはあんまり…という人のバレンタインプレゼントにもおすすめです。カヌレはカリカリの食感が命ということで、残念ながら今のところ通販は行っていないのですが、沖縄にお越しの際にはぜひ足を運んでみてくださいね。外人住宅を改造したショップもまた楽しみの一つです。
住所:沖縄県浦添市港川2-16-2港川沖商住宅25号室
問合せ:098-975-7825
※掲載情報は 2019/02/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ソルトコーディネーター
青山志穂
東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。