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四代に渡って作り続けられる「枯露柿」
冬の季節になると軒下に吊るして天日で乾燥させつくる「干し柿」。個人的にも好きで食べていますが、石川県にはとても美味しい「干し柿」=「枯露柿(ころ柿)」を作られる方がいます。
もう知り合ってからかなりたつのが、『細川農園』の細川 宗宏さんです。『細川農園』がある石川県羽咋郡志賀町は、県内でも有数の枯露柿の産地だそうです。そこで、1932年(昭和7年)ころから「枯露柿」つくりを始め、現在では三代目の細川さん、四代目の息子さんが一緒に作っているそうです。
細川さんの「枯露柿」は、最勝柿と平種柿の2種類を使っていますが、どちらもやわらかい肉質で、上品な甘さを持っています。「いしかわ百万石マルシェ2018」では、夏に食べることができる「ひんやりころ柿」が出品されていました。甘さもしっかりあり、シャーベットのような食感、口に入れるとトローととろける感覚も味わえます。
細川さんが作る「枯露柿」は、生産数も限られリピーターの方が多いので、なかなか市場には出回っていないのが現状です。ですが、志賀町の「枯露柿」を全国の多く方に食べて知っていただくため、様々な催事にも積極的に出店されています。
「干し柿」が好きな方には、ぜひ細川さんの作った「枯露柿」を食べていただきたいですね。
細川農園
〒925-0122
住所:石川県羽昨郡志賀町倉垣22-4-1
※掲載情報は 2018/12/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
レストラン モナリザ オーナーシェフ
河野透
1957年、宮崎県出身。調理師専門学校を卒業後、「精養軒」などで経験を積み25歳で渡仏し約8年間に渡ってキャリアを重ねる。帰国後は恵比寿「タイユヴァン・ロビュション」の総料理長を3年間に渡って勤め、1997年には恵比寿に「レストラン モナリザ」をオープン。オーナーシェフとして腕を振るう一方、書籍や講演会など幅広い活動を行っている。また、出身である宮崎県の食材も積極的に使用し、食材普及の活動にも積極的に取り組んでいる。