「こんか漬」は無敵な日本酒の友。とびきりな冷酒をご用意のうえ、お臨みください。

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食わず嫌いだった人たちの世界観を変える?であろう、さばの「へしこ」

「こんか漬」では分からないひとも、さばの「へしこ」と言えば聞いたことがあるのではないでしょうか?

魚を塩漬けし、米ぬかと麹で漬けて熟成させる郷土料理です。

そのまま食べられます。炙ったりする必要もありません。

これはとっても旨味の強い肴ですが、本当にものすごく確実に美味しいもの以外は、たぶん食べないほうが幸せだと私は思うわけで。そういう種類の伝統食ってありますよね、鮒寿司とかもそうです。中途半端な値段のものなら食べないほうがいい。

良いものは見た目もすばらしい。ご覧くださいこのツヤ!

それがですね、良きものだとして今度は高いのだろうなあと思うとぶった農産さんの「こんか漬」は、買いに行ってみたら安かった。もうびっくりしました。だけどどうしてこんなにいい味なのか。

そこはHPを読んで納得したわけです。そもそも金沢の素晴らしい食文化を発信し全国展開すべくまずはお米を土作りから取り組んでいる企業でした。ぬかも麹も良質なら「へしこ」にはうってつけです。郷土料理に誇りを持っていること、きっちり伝わってきます。

で、私がいったいどうやってこの商品にたどり着いたのかといいますと、この秋に学会があり金沢に出張に行ったわけです。そこで事前に金沢出身のグルメな生徒さんから情報をいただき、気合いの入った宴会を現地で開くべく調査を重ね(気合いの方向性が間違ってるような気はしますが)、ついにはタクシーの運転手さんから「いい店知ってるねえ」と褒められるようなお店の予約を取り付けたわけなのですが、そのお店は何もかもが美味しく特に「へしこ」が素晴らしかったのです。東京であらゆるグルメを経験した某出版社社長(女傑)は一口食べて絶賛、二口食べて食べ終えてないのにすぐにお代わりを注文し、二皿目を運んできた店のお兄さんに日本酒をお代わりし、日本酒を運んできたお兄さんを捕まえて仕入先を聞き出してしまったのですね。いやはや。

「こんか漬」は無敵な日本酒の友。とびきりな冷酒をご用意のうえ、お臨みください。

とは言えいい店ほど、隠し事をしません。割とすんなり教えてくれるものです。

一同帰京前に金沢にてこの、ぶった農産さんのへしこ、「こんか漬」を買い込んだのは言うまでもありません。でも東京からでも通販で買えると知り一安心。 ちなみに私はさっと炙ってお茶漬けするのも好きですよ。わさびの良いのがあると最高。

商品のなかにはフィレ状のものもありますが、おすすめはこちらのスライスタイプ。素人には唯一の難関である「うすく切る」という技術も必要ありません。もう美しくスライスされております。ここ、大事なところなのですがこういうものって、鋭利な刃物でスパッと断面が切れていることが味に響きます。家庭の包丁でズタズタと切らないほうが勝ち。

大事なのは、このことだけですよ……とびきりの冷酒の用意。

紹介しているお店
ぶった農産

※掲載情報は 2018/12/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

香取薫

インドスパイス料理研究家

香取薫

有限会社 食スタイルスタジオ 代表取締役
キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。さまざまな地方で本場の家庭料理を習う。料理教室は1992年創業、数多くのインド料理店主、講師を輩出。教室にはスリランカ料理とアーユルヴェーダ料理コースも併設。ポリシーは日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。
著書に『5つのスパイスで作れるはじめてのインド家庭料理』(講談社)、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』(河出書房新社)、『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体』(佐藤真紀子共著、径書房)、『『ひとりカレー かんたんレシピ45』(幹書房)、『家庭で作る本格インド料理』(マーブルトロン)、『アーユルヴェーダ・カフェ』(著・上馬塲和夫、料理・香取薫/地球丸)、『うまい、カレー。』(ナツメ社)、『チャラカの食卓 二千年前のインド料理』(伊藤武共著、出帆新社)などがある。

日本アーユルヴェーダ学会 評議員
日本香辛料研究会 会員

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