記事詳細
紹介している商品
全て山形県産で仕上げた、「米粉のシューラスク」
山形県南陽市に帰ってきてから、地元の新鮮な果物を使用してお菓子を作れるよう、色々な生産者の方と出会ってきました。最初は話なども聞いていただけなかったのですが、徐々に協力をしていただける方も増えてきて、お店でも新鮮で旬の果物を使える様になってきました。また、生産者の方からも依頼を受けるようになり、イベントなどに参加したり商品開発なども行ってきました。
今回は、商品開発で使用し、とても魅力を感じた米粉を紹介します。
昔から私の活動に協力をしてくれている『農園わたさわ』の渡沢 寿さんから依頼があり、2018年11月3日にイオンモール天童の2Fで行われた『やまがたオーガニックフェスタ2018』でお菓子を作成しました。
お菓子に使用したのは米粉。山形県は米どころとしても知られていますが、最近では健康志向もあり米粉も注目されています。お菓子でも使われることが多くありますが、お米の美味しさや米粉の活用方法を提案できればと思い、「米粉のシューラスク」を開発しました。
ラスクは、固くなったパンを食べるために工夫されたものです。今回は、最初からこのためだけに焼き上げています。材料も有機栽培の米粉、置賜で作られた卵や牛乳を使用しており、一口で食べられるアミューズのようなイメージで作り上げました。水分含量なども試行錯誤し、食感の良さはもちろん、美味しさも兼ね備えています。
米粉もお菓子やパンなどにも汎用性が高いので、ぜひ活用してもらいたいですね。
また、「米粉のシューラスク」は出来も大変良かったので、今後お店『菓匠萬菊屋』や『510Maison de cinq-dix』でも販売予定です。ぜひ食べてみてほしいですね。
※米粉をご要望の方は、『農事組合法人 山形おきたま産直センター』にお問い合わせください。
※掲載情報は 2018/12/22 時点のものとなります。
- 3
キュレーター情報
シェフ パティシエ
後藤昌利
1979年、山形県出身。
大坂あべの製菓学校を卒業後、『ラ・バンボッシュ』(東京)、『パティスリータダシヤナギ』(神奈川)などで修業を行う。
2008年には、『菓匠萬菊屋』を継ぐため山形県南陽市に戻り、洋菓子部門を立ち上げる。
2015年には、『菓匠萬菊屋』の新ブランドとして、『510Maison de cinq-dix』の展開を開始。
地元の農産物を積極的に使用した菓子作りを行い、地域に根ざした人気店となっている