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コロンビアの“食”を世界が注目する理由
11月7日（水）に駐日コロンビア大使公邸で行われたのは、コロンビア貿易振興機構（PROCOLOMBIA）による「ベスト・オブ・コロンビア大使」の任命セレモニー。コラムニストで美食評論家の中村孝則さんが日本では初となる「ベスト・オブ・コロンビア大使」に任命されました。
任命セレモニーでは、ガブリエル・ドゥケ駐日大使（当時）よりコロンビアの美しい観光資源や生物多様性に富んだ自然、そして豊かな環境がもたらす食文化について紹介されました。
コロンビアは国土を豊かな熱帯雨林に覆われ、熱帯性の気候地域に属しますが、アンデス山脈に属する高地などでは気候も大きく変わります。世界有数の生物多様性を誇り豊富な食の資源を持つほか、地域によって発達した文化についても多彩で、その土地ならではの郷土料理も楽しめます。さらに、歴史的な背景から先住民だけではなくヨーロッパからの移民の影響も受けています。そんな文化のミックスが今のコロンビアの豊かな食文化を築いてきました。
“美食家”たちが認めるコロンビアの食文化
2018年10月30 日にコロンビアの首都ボゴタで開催された「ラテンアメリカ・ベストレストラン50」の授賞式。コロンビアは今、食文化の新たなトレンドの発信地として注目されています。今回の授賞式でもコロンビアからは4つのレストランが選ばれるという快挙を遂げました。
そんなコロンビアの魅力を多くの人に発信する「ベスト・オブ・コロンビア大使」について、コロンビア大使館商務参事官およびPROCOLOMBIAの日本事務所代表の和合ヒロシより説明がありました。
PROCOLOMBIAの重要な活動のひとつに、コロンビアの魅力を伝えるプロモーション活動があります。その活動の一端を担うのが、「ベスト・オブ・コロンビア大使」の活動です。世界各国にはすでに大使として活動している様々な著名人がいますが、「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長をつとめる中村さんを任命することで、日本だけではなく世界に向け、今後さらにコロンビアの魅力を伝えていただきたいと期待していました。
今回任命を受けたコラムニストで美食評論家として活躍する中村孝則さんはファッションからカルチャー、旅やホテル、ガストロノミーまでラグジュアリー・ライフをテーマに執筆活動を行っています。テレビ番組の企画や出演、トークイベント、講演活動を積極的に展開しており、2013 年より「世界ベストレストラン 50」の日本評議委員長を務めています。
挨拶では、今回の任命についてたいへん光栄であり、世界の食のブームを牽引する美食家の間でも、これから授賞式が行われる「世界ベストレストラン 50」に、コロンビアからトップ10に選ばれるレストランが誕生するのではないかと予想している人も多くいると話していました。
中村さんは大使として12月よりコロンビアに赴き、現地のレストランや生産者などの取材活動を行う予定です。そして、美食に欠かせないというお酒についても大変注目しているということで、コロンビアのお酒「アグアルディエンテ」（https://ippin.gnavi.co.jp/article-5270/）についても、現地で飲むのことを楽しみにしていると話していました。
任命セレモニーの後には、エンパナーダやトウモロコシから作るアレパなど、コロンビアを代表する料理をフィンガーフードにアレンジしたものが用意されました。
こちらはコロンビア産のカカオ100％で作った特別なチョコレート。なぜ、特別かというと、ボックスの右上にPROCOLOMBIAのロゴマーク「CO」が貼られています。「CO」マークは原材料にコロンビア産のものを100%使用しているか、単に生産者から購入するだけではなく社会貢献を果たしているかなど、厳正な審査を行った上で条件をクリアした製品のみが与えられる認証マークです。『ca ca o』の生チョコレートは、コロンビア以外では初めてとなる「CO」ブランドの製品となりました。
コロンビアから届くカカオ豆のそのものの風味が伝わるよう作られており、ミルクとビターを食べ比べながら、味わいの違いを楽しむことができます。口どけの良い生チョコレートはコロンビアコーヒーとの相性も最高で、カカオとコーヒーのアロマを同時に堪能できます。
世界の美食家から熱視線が傾けられるコロンビアの食文化。中村孝則さんの「ベスト・オブ・コロンビア大使」の誕生により、今後ますますコロンビアの食材や料理などへの関心が高まっていきそうです。
※掲載情報は 2018/11/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コロンビア共和国大使館
アメリカ大陸発見者コロンブスが国名の由来であるコロンビアは、カリブ海と太平洋に面した南米の北西に位置し、南米大陸の玄関とも呼ばれています。カリブ海の美しいビーチ、雪に覆われた山々、多様な生物が生息する熱帯雨林のジャングル、砂漠地帯などコントラストに富んだ豊かな自然に恵まれています。アンデス山脈では、香り豊かでマイルドなコーヒーを生み出され、また花の生産も盛んに行われています。コロンビアは「花の国」でもあり、世界第２位の生花輸出国で、日本へは多くのカーネーション、バラ他が輸出されています。高品質の輝かしいエメラルドも代表的な産物です。自然と同じく、豊かな文化も魅力のひとつで、先住民、スペイン人、アフリカ人、３つの人種の文化が融合されており、これは食文化にも影響を与えています。多様で豊かな文化は人々の誇りです。様々な地形、神秘と冒険にあふれる歴史、人々、文化は、何世紀もの時代を超えて世界から愛されてきました。こちらのサイトでは、コロンビアコーヒー文化やクリスマスィーツについてお伝えします。
