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とろりとし瑞々しい香りの山形の梅の銘菓
私は地方創生のプロジェクトの「熱中小学校」で各地に行きますが、この「熱中小学校」は山形の高畠からスタートしました。高畠に何度も行くたびに好きな物が増えますね!高畠ワインもこの地で飲んで大ファンになりました。ブドウは勿論の事、ラ・フランスもさくらんぼも最高に美味しい土地で、果物の宝庫ですね。
そんな中、高畠の友達から「これ食べてみて!」と頂いたのがこちらの茜姫でした。
これは山形県の東根市にある、壽屋の梅のお菓子です。東根市はさくらんぼ畑が広がる土地です。こちらで栽培されている伝統野菜にも認定されている山形の在来種「節田梅」この梅を使っています。特長は薄くやわらかい表皮とみずみずしい香り。肉質はきめこまやか。節田梅の黄色く熟した物を茜姫には使っているそうです。
茜姫は、この完熟梅をまるごと砂糖漬けにしたお菓子です。茜姫の漬け込み液には食品添加物を一切使用せずに使うのは、砂糖とこちらの自家醸造のりんご酢と、ほんの少しの塩だけだそうです。ほんのりと甘酸っぱくとろりとしたその自然な味を楽しめます。
3ヵ月間じっくりと漬け込まれた「茜姫」は、一粒ずつ袋詰めされます、すべてが繊細かつ丁寧な手仕事により仕上げられています。画像でも解るように箱の中にはこの袋を切る小さなハサミが入っています、なんて気配りのある会社なんだろうと感激しました。
梅はアルカリ性食品です、梅に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸には
疲労回復効果があり、肉類やジャンクフードで酸性になりがちな我々の食生活には
それを中和してくれる一粒の梅がとても大事な働きをします。
身体に良い梅のお菓子、心を込めて作られた味わいがなんとも幸せな気持ちになります。
※掲載情報は 2018/11/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家 salon de R主宰
山田玲子
1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房